【なぜ踏み切れないのか……シンプルに考えれば意外と答えは簡単かも】
非婚時代などという言葉が囁かれる昨今ではありますが、長い人生の中の経験のひとつとして、一度くらいは結婚してみてもいいんじゃないかな?というより、一度は結婚してみることをお薦めしたいですね。
時代は変わっても、いつの世も結婚はギャンブルだ!って言われていますが、まさにそんなところじゃないでしょうか。私が結婚してみるべき……というのは、賭け事をせよということではなく、多くの先人達が普通にしてきたことを、しておくのも悪くはないよ、という意味合いが大きいです。多くの人が経験しかつ肯定的に語られていることに、まず間違いは少ないのですよ。
それを知っているかいないかでは、人としての深みがきっと違ってくるのだろうと思っています。
結婚というのは独身の貴女が甘く想像するより遥かにリアリスティックで、強いて言うなら美味しいとこ取りの不倫とは対極にあるものです。
何十年もの長きに亘り、お金のこととか子供のこととか、親戚付き合いとか嫁姑問題とか、世間のこととか諸々の敵と延々と闘い続け、最後は老後の生活、介護というラスボスが待っている。
そしてどちらかが天に召されたとき、そこで初めて夫婦の答えが出る……。
ほんと、結婚はしてみないと分かりません。
相手の全てを知ってから結婚なんて無理だし、たとえかなり知ってから一緒になったとしても、永遠に変わらないものはありません。
全ては移ろう、それはこの世のお約束のようなものです。
だからこそ、そこでモノを言うのは適応力。その時々の事情にどう対応していくか、いかに順応していけるか、ということがとても重要になってきます。
結婚は忍耐だ!と言った人もいますが、勘違いしてはいけません。
忍耐で、平穏は手に入りません。
というかね、ナンセンスです。忍耐なんていうのは所詮自己満足に過ぎず、忍耐することで相手のため、家庭のためになっているという意識に囚われているだけの場合が大半です。
だからといって、感情を全てぶちまければいいのかというと、そういう単純な問題ではない。
感情をぶつけ合うことこそが親密な証だと思う人は確かにいますが、元より違う人間、完璧に理解し合えたり、ましてや同化できるものではないのだということは、わきまえておかなければいけません。
また、遠慮することと、相手を尊重することをはき違えるのも非常に危険です。その辺りの区別を見誤らない力を養う必要があります。
誰だって、結婚する以上は理想の家庭を営むことを目指します。これはもう、本能で、黙っていても努力していくことでしょう。
してみるべきっていうのは、そういうことなんです。
理想の家庭を手に入れるべく努力した結果、ではそれが手に入るかというと、それはまた全く別のお話になります。人生って、そういうものじゃないですか?
絶対なんてものは、この世に存在しません。
だからこそ、夢や理想を実らせようと努力を積み上げ、紡いでいくのが人生です。その努力を楽しめる人は幸せだし、とても魅力的です。
別に結婚じゃなくたって、努力もするし人生頑張るよ…って人はたくさんいると思いますが、やはり親兄弟でも親友でもない、夫婦という単位。この最小単位の濃密な人間関係の中で切磋琢磨するからこそ見えること気付くこと、身に付くこと、たくさんあるはずです。
今、結婚に躊躇している貴女は、自分自身が何に躊躇っているのか。それを今一度、よく考えてみてください。
この人でいいの?
本当に幸せになれるの?
浮気はしないかしら……?
今のこの気持ちが色褪せることはないの?
そうですね、してみなければ分かりません。
こう答えることを、私は無責任とは思いません。なぜならそれは、貴女にもっともっと魅力的な人になって、幸せな人生を送ってほしいからです。
歩き出さなければ、何も景色は変わりません。臆病になって諦めて心をごまかしている自分より、欲しいものに向かって努力する自分の方が遥かにステキだと思いませんか?
さて、閑話休題。ここまで結婚結婚と煽っておいて水を差すようですが、どんなに頑張っても努力を重ねても、叶わない夢はあります。手に入らないモノはあります。
とことん頑張ってもダメだったとき、ではその時はどうしたらいいのでしょうね。
離婚する夫婦はたくさんいます。お互いにこの人こそ、と思い、どこから見ても最高の結婚をしたとてしても、人の心は変わってしまうものです。
では、離婚した夫婦は間違っていたのでしょうか?
そもそも、離婚という選択が間違っていたのでしょうか?
いずれも、そうとは限りません。
先にも書いたように、全ては移ろう、それは、当たり前のことなんです。
好き、という気持ちが漠然としたものであるのとは違い、別れたい!という気持ちはかなりハッキリとした理由が伴うものです。特に離婚ともなれば、尚更です。
配偶者への愛情が薄らいでしまう、ではその薄らいだ理由はなんだったのか。そんなことは、理想の家庭を目指す過程で、イヤというほど分析も検討も対策も、終わっているはずです。
長年連れ添えば、情も責任もある。流れに任せて進むより、退く方が遥かに勇気が必要になってくる。独身者同士のお別れと違い、離婚は大変なパワーを要するものであることは否めません。
子供のために離婚できない、という理由もあるでしょう。でも、これは大抵は嘘。自分のためです。自分の体裁とか生活とか、老後のためとか。
そうやって、割り切って結婚生活を続けていくのも全然アリです。嘘でもなんでもなく、本当に子供のためである場合だってあるでしょう。
どんなに離婚したくても、所詮はひとつ屋根の下で暮らせる程度の問題であるのならば、コトを荒立てる必要はないのかもしれませんね。
ただ、満足できない現状に目を瞑り、黙って流れに身を任せていることは簡単ですが。ですが、どこかで立ち止って辺りをよく見渡し、自分自身で舵取りをしないと、とんでもない処へ流れ着けばまだマシで、永遠に人生の漂流者になってしまいかねません。
結婚も離婚も、人生における大きなターニングポイントです。決めるには、勇気が必要ですね。
決断するのが怖いのは、判断を誤ったらどうしよう……という不安があるからです。
ではここで、背中をひと押し。
判断の正誤は、判断したときに決まるものではありません。選択した後に、ベストを尽くしさえすれば、必ず正しかった!と思えるようになるのです。
どんなことでも、判断したら振り返らないことです。
その判断が正しかったか間違っていたかなんて、後から検証したところでどうなるものでもありません。
正しかったと決めるのは、他のナニモノでもない、貴女自身です。ベストを尽くすことこそが、自分自身に対する誠意なのです。
堅苦しく結婚・離婚に対する雑感をざっくり語りましたが、まずひと口に結婚といっても色々なスタイルがあります。まさに百カップル百様。
ちょっと思いつくだけでも、別居婚に週末婚、月末婚というのもあったし、きっと年末年始婚なんていうのもあるでしょうし、別姓派故に内縁もありで、正しい正しくないで語る世界ではありません。
そこにはそれぞれの愛や在り方があって、それぞれに機能している。ギクシャクした夫婦が籍を抜き、戸籍上だけ他人に戻ったら実に円満になったという例もある。
そこに子供の存在が在る場合のみ、価値観の共有という点で老婆心ながら若干の不安を覚えつつも、日本の婚姻制度に胡座をかくことなく、各々のスタイルで幸せな家庭を営むカップルには心からのエールを贈りたいものです。
ひと昔前だと、結婚は家と家との結び付きでなんちゃら〜ってノリが濃厚で、いえね、勿論今だってそのようなしきたりを重んじる土地柄や家柄、人柄があることは否定しません。それでも、全然自由な時代になってきていることもまた、事実です。
なんでもアリでは滅茶苦茶になってしまいかねないけれど、自分で責任が負えるのであれば。少なくとも、自分が関わった人たちに責任を負えるのであれば、覚悟をもって、自由に生きて欲しいと願います。
結婚も離婚も、長い人生の中のひとつの出来事と捉えられないことはなく、移ろうこの世と人の心を知って尚、婚姻制度に縛られることの不条理を強く感じることもあり。
そんな私は、二人の夫をもっていますが、いつか機会があれば、一夫多妻・一妻多夫についても語ってみたいところです。
幸せになりましょう。
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カテゴリー:結婚・離婚
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