占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

ある飲み会で「離婚したけど、もう一度結婚することがあったら、それは元女房しか考えられない」と言った男性がおりました。
それを聞いていた女性全員内心「ありえない」と思いました。

女の別れ方はcut outです。自分から別れるとなると「はいそれまで」となります。
男の別れ方はfade　outです。よく言う自然消滅ってやつです。ついでに言うと、細く長くつなぎとめておけば、彼女がいなくなったときにつなぎで付き合うってことも男の下心としては大いにあるわけです。

で、冒頭の男性の話…離婚の慰謝料が払えなくて差し押さえに遭いました。「結婚するって言ってたよね」と言うと、「間違いだった」と言ってました。気づくのが遅かったね…

Cut outな女性の別れ方ですが、自分に未練があるときはcut outなんかじゃいられない。一縷の望みにすがりつくすがりつく。
占い師に相談して、「復縁できる」と言われた言葉を信じて、不安になったらまた占い師に相談しての繰り返しをしてみたり、復縁できるという神社があればお参りを欠かさず、ひたすら復縁できることを念じ続けていたりするわけです。

その実、復縁できる可能性はとても低いんですが…それでも頑張るのが女子だったりするわけです。
Fade outなら可能性があるんじゃない？と思われがちですが、そこはそれ男の身勝手で、いったん別れた相手と戻るのは、つなぎなときだけで、もう一度真剣交際には至らないのです。

たまに稀有な人もいて、「やっぱりお前とじゃないとだめなんだ」なんてことで再び付き合うことになるという場合もあります。

もちろんCut outな女性でも、もう一度というのはあります。

が！一度は別れた二人です。原因があって別れた二人です。その原因が根本的に解消されなければ、また同じことが繰り返されます。その点わかっているんだろうかと…老婆心ながら心配などしてしまうわけです。

みっともないのは、振られた男の未練。
別れたくないから始まって、あらゆる手段を講じようとします。下手すりゃストーカーに変身してしまいます。

駅で待ち伏せから始まって、彼女の家に行くのはもちろん、夜中に押しかけて出てくるまで呼び鈴を鳴らし続けるなんてのもあります。
怖いと思った話は、バースデーケーキを玄関先に置かれていたこと。それも蝋燭を燃やした跡まであるっていう代物。即ゴミ箱行だったらしいですけど…

こうなってくると、縁切りが必要になってきます。
ストーカーに変身した男には何を言っても聞き分けるなんてことはありません。むしろまだ相手が自分のことを想ってくれているなんて誤解をしています。
縁切り榎に始まって、縁切りお岩さんのお寺と神社にすがってみましょう。もちろん警察への届け出もお忘れなく…

縁切りっていうのは、とかくマイナスのイメージ先行ですが、人と人の縁を切るだけじゃなく、しがらみや過去との縁を切り前に進むことをいうんです。
前に進むための縁切りって大切だと思います。

復縁と縁切り背中合わせの言葉です。
でも、過去としがらみの縁を切るからこそ、復縁もありだと思うんです。
昔のままじゃ戻れないけれど、過去を断ち切って新たな出会いとしてなら復縁もうまくいくと思います。

昔はこうだったよねという笑い話になれば、これ幸い。
昔のままで変わらないねという話になれば、これ地獄。
どちらになるかは、過去との縁が切れてるかどうか…と新たな気持ちで向き合えるかどうかで決まります。

昔のままで変わらないね…その言葉の裏には、もう一度付き合うっての無理だったんだよってのが隠れている場合があります。
そして、再び付き合いを始めたことを後悔します。そうなると復縁は失敗に終わります。

昔はこうだったよね…でも今は違うとなれば、復縁はうまくいきます。お互い成長したよね…ってことで前よりも向き合えるようになる確率高いです。

まぁ、冒頭の「再婚するんだったら前の女房」と言った男性のような思い込みは縁切りも復縁も失敗している典型です。
彼は、離婚しても未練があったのでしょう。自分が忘れられないんだから、相手もきっとそうだと思っていたのでしょう。別れようと思った奥さんの気持ちを考えず、今は一時的に別れているけれど、もう一度向き合えばうまくいくと信じていたからこその冒頭の言葉になったのだと思います。
彼は、過去の夢幻を切り離すことができず、復縁という幻想にのみ込まれたのです。

縁切りは、未練を断ち切ることから始まります。復縁は、過去を断ち切ることから始まります。