占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

こんにちは、由利珠貴です。
今回は個人的な話も交えながら、恋人や出会いについて、思うところをお話していこうと思います。

「好きな人が自分を好きだなんて、奇跡」というセリフを時々耳にしますが、実はそれほど不思議なことではありません。

縁のある魂同士というのは、共鳴しあっています。
お互いがお互いを呼び合って、巡り逢っているケースが多いのです。

私たちの心は、宇宙とつながっています。

特に生まれた瞬間の天体状況が色濃く心に刻み込まれ、生涯影響力を持つようになります。
西洋占星術ではそれを出生図と呼んで運勢解読の基礎に置きますが、縁のある魂同士は、その出生図にお互いの存在が暗示されています。
縁が深ければ深いほど、その暗示は明確なものになります。

出生図にパートナーのしるしとして暗示されていた天体が、進行運によって刺激される時、出会いは起きます。
出会った瞬間、ビビッと来た、とかいう時は、たいてい進行運においてもロマンチックな配置ができているのです。

こういった出会いは、誰にでも起こりえます。

生まれる前に、「今世は絶対に誰とも恋愛しないし、結婚もしない」と固く誓ってきた人はともかく、だいたい皆さん、結婚相手を決めて生まれてきています。
一説によると、第一候補から第三候補くらいまで、決めて生まれてくるそうなんですね。

でも、せっかく決めてきても、この世的な諸事情でタイミングが狂ってしまって、出会えないこともあります。
また、出会えたとしても、準備が整っていなくて、運命の相手と気づかない場合もあります。
どちらかが気づいて、「好きです。つきあってください。運命だと思います」と必死に訴えても、片方がボケていて、「え？　運命？　全然ピンと来ないんだけど」っていうこともあるんですね。

相手が打たれ強い性格の持ち主なら、「君がまだ気づいてないだけだよ。早く気づいて！君の運命の相手がほら、目の前に」って言えるんですけど、そうじゃないと、（運命だと思ったのになあ。でも相手はそう思ってないみたいだし･･････勘違いだったのかも）と思って、すごすご撤退しちゃうことにもなります。

では、準備が整っていないとは、どういうことなのでしょうか。

恋愛モードになる時期や、縁のある人と出会いやすい時期というのは、全ての人に必ず訪れます。
でもその時に、他に専心しなければいけないようなことがあったり、心が病んで引きこもりチックになっていたりしたら、恋愛どころではありませんよね。
家に閉じこもっていたら、出会えるはずの人とも出会えなくなってしまいます。

巷でも、恋愛が面倒だとか、一生独身でいい、みたいな考えも、ちらほら聞かれるようになりました。
そういう考えに毒されて、「一生彼氏作らない同盟」なんか発足させて、女子ばかりで行動していたら、当然男性の影も遠のいていきます。
たとえ出会えていても、気持ちがそっちに向いていないと見逃してしまうんですね。



また、理想を高く掲げてしまうのも問題です。
天上界で約束してきた人と出会えているにも関わらず、理想の条件に当てはまらないから、と弾いてしまっているケースも多々あるように思います。

実は私も、運命の人に出会っているのにすぐに気づかなかった口なんです。
夫のことなのですが、彼は出会ってすぐに一目ぼれしてくれて、「好きです。運命だと思う」と言ってくれたのに、私は全くピンとこなくて、交際の申し出を６回も断ってしまったのです。

ただ、一緒にいて楽で癒されたので、友達としては頻繁に会っていました。
そんな状態だったからこそ、彼も何度振られてもめげずに頑張ってくれたのだと思うのですが、今となってはすごく感謝しているのです。
なぜなら、今私は彼にものすごく惹かれているから。
もちろん、好きになったからおつきあいして結婚したのですが、結婚してからもどんどん彼に惹かれているのです。
出会った当初はなんとも思っていなかったのに、今は大好きで仕方ないのです。

こういうことも、あるんですね。

彼との相性や縁を見てみると、お互いの情報がお互いの出生図に、明確すぎるほど明確に出ていました。
出会った時期を見てみると、お互いを象徴する天体が、お互いの進行運の中で重なり合っていました。
すごくロマンチックな瞬間に出会っていたのです。それなのに、私は気づかなかった。

それは、当時私が、心を病んでいたからなのです。
常に緊張状態で、心身共に強張っていて、人に対して心を開くことが難しい状態でした。

たまたま彼が粘り強く大らかな性格の持ち主だったからよかったけれど、運命の相手を逃していてもおかしくない状況でした。

つまり、運命の相手でも、場合によっては初対面で気づかないこともある、ということなんですね。
まだ出会えていない、という方は、これまで出会ったすべての人を、素直な心の目で、もう一度見直してみてください。
そしてこれから出会う人に対しては、理想よりもフィーリング重視で、ひとつひとつの出会いを大事にしてみてくださいね。