占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

「不倫」と聞くと、ネガティブなイメージが浮かび上がってしまうかも知れません。
後ろ暗い関係性というか、どこか影があるというか、何も残らない刹那主義というか。
楽しいはずなのに罪悪感が常に付き纏うような決して明るくはない印象。
テレビドラマでも内容はドロドロしていて、絶対にハッピーエンドにならない展開。

私も若い頃、世帯をお持ちの方と関係を持っていた経験があります。
その当時、妻帯者の方とお付き合いをして石を背負うような罪悪感に苛まれていたかというと、全くそんな事はありませんでした。
時間や場所の制約は勿論ありましたが、間を縫うようにして互いの予定を調整し合い奥様に気付かれないよう密かに蜜月を楽しむ事の危うさに身も心も酔い痴れてしまったのです。
自分が想像していたよりも不倫は深刻なものではなく、むしろ刺激的で楽しいものでした。

「なんだ、昼メロとは全然違うんだ」

若かりし頃の私は不倫という魅惑の関係に魅了され、奥様に気付かれなかったという事に気を良くし、これと言った罪悪感を感じる事もなく、すっかり不倫に嵌り込んでしまいました。
奥様の気持ちなど少しも考えず、ただただ自分の欲求に素直に従って、彼との関係性を密にする事に熱中していたのです。
今思えば、どれだけ自分勝手で自己中心的であったのかと恥かしくなってしまいますが…。

しかし、そんな楽しかった秘密の関係もある日を境に状況が大きく変わります。
実は彼の奥様は早い段階から彼と私の密会に気付いていたのですが、黙ってそれを見過ごしていたのです。
「気付かれていない」と思っていたのは本人達だけで、奥様が雇っていた興信所のスタッフにより秘密である筈の関係は全て白日の下に晒されました。
隠し撮りされているなどとは露知らず、無邪気な笑顔を浮かべた私と彼との写真が動かぬ証拠として目の前に突き付けられました。
そこからはドラマで見知っていたものとは比べ物にならないほど壮絶な修羅場が待ち構えていて…。
彼と奥様、そして私。
三人が雁首を揃えて自らの主張を言い張る時間が始まりました。
奥様はヒステリックに辛辣な言葉を私達に投げ付け、彼はその奥様を抑えながらも私に対して非難の口調で意見し、私は罵詈雑言を二人に向けて吐き出しました。
あれだけ楽しかった時間が幻だったかのように、大荒れに荒れた修羅場は警察が介入するという事態になり、個別時間差での解散を促され一応の一段落がつきました。

嵐が過ぎ去ったあとの私達がどうなったかというと、それは想像に難くありませんよね。
月並みの言葉で言うならば「全てを失った」というその一言に尽きます。
彼は勿論奥様の元へ素直に帰りましたし、今後一切の接触を持たないという念書も奥様の前でしたためました。
共通の友人達にも関係はバレてしまい周囲から人は去っていきましたし、弁護士が介入して奥様に対しての慰謝料も多額の請求を言い渡されました。

人もお金も信頼も愛情も、瞬く間に目の前から消え去ってしまいました。
途方に暮れると共に、これだけの罪を自分は犯していたのだと思い知る機会となったのです。



私は不倫に対して肯定も否定もしません。
その道を選んで一時的には幸福を味わえたとしても、そのしっぺ返しは先に手にした幸福の数倍以上として自らに降りかかってくると覚悟をしてください。
しかし、不倫という関係で学びを得る場合とは違い、不倫をしたからこそ真の御相手様と繋がるという事もあります。
現在の相手と結婚をしていなければ会えなかった相手、今の結婚相手が学びの相手であり本当に結ばれるべき相手は貴女（御相手様）である、という場合も多いのが事実です。
「本当に結ばれるべき相手」では無かったからこそ、過去の私は大きな代償を支払う結果となったのです。

生涯愛し続けると神様に誓った相手である筈なのに、それとは違う人に心惹かれている…。
その揺れた気持ちが一時的な物ではないと絶対の確信が持てるのでしたら、罪悪感を抱かずに一歩ずつ関係を進めて行って頂きたいと思います。
この時、決して「相手の家庭を壊してしまいたい」だとか、「奥様（旦那様）と別れてくれたら良いのに」というネガティブな感情は抱かないようにしてくださいね。
自分の出したものは必ず様々な形で自分の元へと返って来ます。
ネガティブな感情を出したのならば、同じだけ負の出来事が貴女に跳ね返ります。
ですので「この人と一緒に居ると楽しい」「この幸せな時間を大切にしよう」と、幸福にフォーカスした感情を常に心掛けて頂ければと思います。

前述の私のように一時的な感情に浮かされて見誤ってしまうと、大変な目に遭ってしまうので慎重に判断する必要がありますが、貴女の直感はきっと正しい相手を選べるのだと思います。
もし解からなくて悩んでしまったら、貴女が正しい判断する為の参考として鑑定士に頼ってみてくださいね。
あくまでも参考ですので、貴女の直感が鑑定士の答えに違和感を持ったのならば従う必要はありません。

いつでも、最後に答えを決めるのは貴女自身です。