【復縁カップルはなぜか不安がいっぱい それは……】
半年前に別れた彼と先日偶然再会し、お茶を飲んだのがきっかけで彼から猛アタックがありヨリを戻したんですが……よくあるご相談です。
3年前に私からお別れした彼と先週バッタリ再会し……中には、20年以上前の学生時代のボーイフレンドと、郷里のクラス会で再会し、なんていうのもあります。
占い師などをやっていると、人の世の不思議というものに実によく出逢います。
そもそも、偶然の再会というまさに赤い糸に手繰り寄せられたかの如きシチュエーションが、平穏で退屈な日々に恋というスパイスを振りかけてしまうのかもしれませんね。
復縁には他にも幾つかのケースがあって、別れた相手から復縁を迫られ、ヨリを戻した。というのもの。
別れて友人に戻ったものの、気付いたら何となくまた恋人関係に戻っていた、というもの。
そもそも、別れたんだか付き合っているんだかよく分からないけれど、しばらく疎遠だったものが最近は頻繁に往き来するようになった、というようなものまで。
普通にお付き合いしているカップルからのご相談より、復縁カップルの方達からのご相談が圧倒的に多い状況から思うに、やはり一度破綻している組み合わせということに対する、潜在的な不安が拭えないというところでしょうか。
一度は別れてみたものの、やはり忘れられないということはあると思います。
でもそれは、言い換えれば新しい出逢いが無かったということでもあり、「ごめん、やっぱり君しかいないんだ」というのはご愛嬌で、君からしか相手にされなかったということでもあります。
色々な人と付き合ったけど「やっぱり君が一番いい」は、素直な気持ちかもしれないけれど、どこか悪質さを感じてしまいます。
谷川俊太郎という詩人さんは「本当に出会った二人は別れない」と謳いましたが、私も、そう思っている一人です。いちいち比べて回らなければ「君だ!」と分からない?その程度の愛なら、私ならいらない。 比較した以上は、それなりに深いお付き合いをしての答えなのでしょう。答えを出すまでの間に、どれだけの人を傷つけて歩いたのかも気になります。
お別れして一人になってみて、お相手の存在の大きさに気付けてやり直す、ということはありますが、ではなぜそこまで大きな人とお別れするに至ったのかが問題になってきます。お別れに同意、もしくは納得したお相手のお気持ちにも、注目してみなければなりません。
男女の問題で、100/0で片方だけが悪いということは、まず皆無だと思います。
どのようなきっかけで復縁を考えるにせよ、今一度、「なぜお別れしたのか」を思い出し、冷静にその当時を振り返ってみることをお薦めします。
人間は、簡単には変わりません。基本的には、変わらないと言い切ってしまってもよいほどに、その根本にある人間性は静かに移り変わることはあっても、劇的に変わるものではないのです。
友人に戻ったはずが、また何となく恋人関係に……というケースは、ケジメという意識の問題がお二人のどこにあるのか、復縁以前に考えねばいけません。何となく、というのは言い訳です。少なくともそれは自分の意志であり、自分でやっていることなのです。
「何となく」という理由があっていけないわけではありませんが、それでは大人としてあまりにも自分の行動に無責任かな?と首を傾げてしまいますし、恋人関係ではなくセフレとするのが妥当でしょう。
個人的な見解ですが、私は復縁には結構否定的です。
なぜか?
お別れするだけの理由がお相手、もしくは自分とお相手との間に存在しているからです。
ですから、本人同士の事情感情以外の背景がそこにあった場合、そうですね、ロミオとジュリエットのようなケースとか、ね、そういう何か二人を取り巻く状況や環境のせいで別離を余儀なくされたカップルの復縁は、アリだと思います。
もしも貴女が復縁を申し込まれた側であるならば、お相手の過ごしてきた時間に着目してください。貴女とお別れした後、悶々と悩んだ結果勇気を振り絞っての行動ならば良いでしょう。
お別れしていた期間がどれくらいなのかにもよりますが、その間、「ずっと」好きだったという言葉は信じるに値するものなのかどうか、見極めなくてはいけません。
特に、久しぶりに再会した場合など、女性は「ズットアナタヲオモッテイタ」という言葉にほだされ易い傾向があります。
一人になってはみたものの、新しいお相手に恵まれなかった。
昔付き合っていたんだから、簡単に堕とせるかもしれない。
まっさらな恋を1から始めるのが面倒だから、やり直した方が気楽。
復縁を申し込む側には、純粋な想いだけでなく、色々な思惑が隠されているものです。「ずっと」「忘れられない」というふたつは、女性にとって魔法のキーワードであることを、狡い男性はちゃんと知っているのですね。
実はひとつの傾向として、復縁カップルは復縁を繰り返す、というのがあります。
長く拝見していると、別れたりくっついたりを飽きずに繰り返すんですね。見方を変えれば、ある種のお別れプレイをすることにより、盛り上がって当人達は楽しいのかもしれません。
が、その度に振り回される周囲の友人達は、実は呆れているものです。
一度離婚した夫婦が同じお相手と再婚する、という事例も少なくないですが、これは、子供や資産、各家庭のカルチャーなどが絡みますので、独身の場合の復縁とはまた違った見方をしなくてはいけません。 一般に、恋愛と結婚は別物と言われがちですが、夫婦の復縁の場合は確かに恋愛とはまた違った要素が大きく関係する場合が多いような気はしています。
しかしそれは、結婚したら恋愛できないということとは別のことです。
夫婦間に恋愛感情が在ることは、不思議でも何でもなく当たり前のことです。できないというのは結婚したからではなく、恋愛が続けられないお相手と結婚したからだと気付くべきところでしょう。
話が逸れました。復縁です。
結局は、ケースバイケースです。今はお一人お一人を占っているわけではないので、統計学的視点でお話ししている感が濃厚かもしれません。
でもね、忘れないで欲しいのは、人間は簡単には変わらないということ。間違いなくかつてはお別れを選んだお相手なのだという事実。このふたつです。
人は、変わりにくいけれど成長はします。
かつて愛した人も、愛された貴女も、あの頃のままではありません。あの頃のままで止まっている時間を愛おしむように再スタートを切り、変わってしまった現実をあの頃よりも愛することができたなら……それほど幸せなことはありませんね。
変わってしまった貴女に、ガッカリされてしまうかもしれない。貴女がガッカリするのかもしれないし、やっぱりダメなものはダメなのね……と、思い知るかもしれない。
復縁の醍醐味は、案外そんなところにあるのかもしれません。
復縁した場合、前のときの別れ方は、結構尾を引くと言われます。また、最初の別れは女性からだが、二度目は男性からとも言われます。
例えばです、昔、貴女がこっぴどくフッた彼に、今度は同じように拒否されたとしましょう。貴女はそれに、耐えられますか?
仲直りできて良かったね、というのとは異なる次元のお話しです。お別れしたのは、硬直したままの日々を送るよりも未来を考えたからこそでしょう。
お別れしたなら、振り返らないこと。
誰しもが美意識をもって生きているはずですが、潔く縁を切る。同じ轍は踏まない、というのはとても大切なことです。
辛かった過去は風化し、想い出は美しいものだけが鮮やかに残りがちです。
眩しかった過去への、あの頃の自分への執着が、お相手への未練という形で表面化し、恋心という錯覚を生み出すこともままあります。恋は、魔法だから。
復縁するにせよ縁を切るにせよ、結果は勿論そうなってみないことには分かりません。
後悔しない選択をして欲しいと思います。
一期一会、という美しい言葉があります。
最後くらい、お相手から未練をもたれるくらいカッコよく、綺麗な引き際を演じて鮮やかに縁を切れたらイイ女確定!ですね。
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カテゴリー:復縁・縁切り
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