占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

現在結婚した人の３組に１組みが離婚して行っている現状は知っている人も少なくないかと思いますが、
これは時間にして２分弱で１組の夫婦が離婚している事になるそうです。
すごい数ですね、この記事を読み進む間に何組が離婚して行くのでしょうか・・・。
人と人とは同じ生き物の様で、全く違う生き物それが異性ともなればなおのことです。その２人が生活、いいえ生涯を共にと言う事になれば
当然摩擦が生じてしまうもの。価値観や意見が噛み合わない、性格の不一致・・・と、
でもよく考えてみてください。
そもそも違う生き物が価値観が同じなのでしょうか？意見が噛み合わない事は不自然でしょうか？
性格が一致するのでしょうか？もちろん同じ『人』という生き物なので一致することも、多かれ少なかれあると思います。

しかし、違う親を持ち、違う環境に育ち、違う歩の中で学んで来た者同士が噛み合うほうが奇跡だと私は常々思っています。
意見が、考えが生活のリズムが違う事は実は普通の事です。味の好みも違うのは当然です。
むしろ同じである必要はどこにもありません。

もっと言えば、それらを理解する事も難しいでしょう。その人が抱いたその感情や気持ち、
感想はその人のその遺伝子と環境と歩みがあって初めて生まれる気持ちなので、全く寸分違わない経験をしてきて、
寸分違わない環境で生きて来た人なら『理解』は出来るのだと思いますが、そうではない他者、
似たような経験をしてきたと言っても、他者の感情である以上、『だろう』という『憶測』や『想像』の域からは
出る事はないでしょう。

だからこそ人は他者に理解を求めるのでしょう。
「それじゃぁ一緒にいられない！」「笑うタイミングが一緒じゃないと・・・」「味覚の好みが一緒じゃないと・・・」。
この文章を読んで「この人はさみいい人？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんな事を言っていたら、結婚もできない様な気がして来てしまうかもしれません。
同じだと思える要素や共感、共通点、そして理解が必要だとそれを求め過ぎる事、いつの間にか自分でも気付かないうちに、
結婚して生活や生涯を共有していくには必要な事だと思い込んではいませんでしょうか？
その思い込み、『概念』が抱いたスキと言う感情や気持ちを結婚後に歪めてしまう原因の一つとも言える事と思います。
だからこそ、冒頭にある様な数字がデータとして出るのかもしれませんね。

そんな一致する人は奇跡の相手だから、奇跡の様な相手でないと生涯まで共に歩み続ける事ができない事なのかもしれない、なんて思えてしまします。
でも、その奇跡のキャパを広げる事は出来ると思います。できる限りその人の多くの事を認める事。
結婚、パートナーに必要なのは、自分が相手にどこまで歩み寄れるか、どこまで相手の好みやリズムに合わせてあげられるか、

また理解できない部分をどれだけ受け入れる事ができるかにあると思います。
「理解」＝「認める」の様な考え方になっている人も少なくないでしょう。



理解できない事は認める事ができない、何故そんなに他者の思考を理解する必要があるのでしょうか？
世には理解できるけど、認めてはいけない事もあります。逆に認められているけど理解しがたい事もあります。
実は理解と認めるは『＝』でも『セット』でもなく、全く別のもので、特に結婚ともなれば必要な事は「理解」ではなく『認める』事にあります。

その人の持つ理を解くのではなく、その人の事に対して言葉を忍ぶ事が歩み寄りなのだと思います。

もちろん、何でもかんでも言葉を忍んでいたらただの放置になってしまうのでその下限はあるわけですが、
時には自分の事を棚に上げて言わなきゃいけない場面もあるでしょう。

ただ、それらの歩み寄りを互が、無理に意識しないとできないとなれば、当然精神的な負荷からは逃れられなくなる時が来てしまします。
それでは結果は同じになってしまいます。それらを無理なく自然にできる、無意識のレベルでできる為に必要なのが
心、愛情、『スキ』と言う気持なのではないでしょうか。

こう言う場ではあまり個人的な例えは好ましくないのかも知れませんが、
私は妻と物事の価値観、好みから、思考まで多分に違います。一致している部分を探す方が困難です(笑)。
強いて言えば『自由に動きたい』『子供が第一』な事くらいでしょうか・・・(汗)。
お互いの根底だけが一致、それ以外の多くが不一致なので、行動が理解できない節がお互いにあります。しかしいいのです。
必要なのは理解ではなく認める事なのですから。

結婚と言う言葉にあまり囚われすぎると『○○じゃないと！』と言う様な何かしらの『概念』が生じてしまいます。
この概念はその人の限界を創り、心に上限が生じるものです。

結果、婚期を逃してしまったり間違った選択をしてしまったり・・・
理想的な結末を迎える為に、あえて捨てると良いものもあるでしょう。