不倫は配偶者や家族の“○と○○”を殺します
最初に、前提として「不倫」は、大切な相手を裏切ることであり、人の道に外れた人間の原始的な行動です。どんなにきれいごとを言っても、それは動物と大差はない行動と思われます。
ただ、「自分だけは他の人とは違い、もっときれいな感情で、出会う時期が遅かった」「出会ってしまった」と言い訳をしますが、基本的に夫・妻・家族をかえりみない、人間として恥ずべき行動と思われます。殺人は身体を殺しますが、不倫は配偶者や家族の心と信頼を殺します。
中世において、貴族の間では通い婚でした。「妻」という地位は曖昧ながらありましたが、夫は複数の女性の元に通い、女性は常に和歌を勉強し、自分を磨いていないと、疎んじられてしまいます。このような名残が社会の男性の浮気、不倫というものにある意味寛大な見方を与えているのかもしれません。「源氏物語」などを読むと、雅な光源氏の女性遍歴が本筋を成しています。そして、たった一度でも自分と関係を持った相手に対し、捨てることはなく最後まで面倒を見るのです。この時代、そして彼の地位があったからでしょう。
しかし、現代の私たちは教育を受け、家族や社会に育てられ、人間として形成されていきます。取り巻く社会環境も変化しており、一生優雅に恋愛を楽しむ時代ではなくなっています。社会の中でそれぞれ男女を問わず責任を負わされ、確固とした自分をもっていないと、端に流され自分の人生を生きないで終わってしまうこともあるのです。
不倫相談者のお話を聞いていると、自分自身を理解していないで、ただ欲求に任せて生きている方が多いように感じます。「夫(妻)に不満はない、尊敬もしている。」と言いながら、不倫相手が好きでたまらないという、大変身勝手な人が大半です。「結婚」という枠をはずせば、責任もないし、ただの女性と男性でいられるから夢中になるのでしょう。「妻(夫)」「母親(父親)」といった社会的肩書から解放され自由を謳歌したい気持ちになるのでしょうか。TV ドラマで不倫を美しい物語として映し、ファッションの一部としてとらえている方もいるのではないでしょうか。しかし、露見した時の反動は、悲惨たるものです。これを承知し、不倫に足を踏み込んでいっても、相手の配偶者や家族を悲しみの中に引きずり込んでしまいます。それだけの決断をしないで不倫に向かっている方が昨今多いように思われます。世の20代~60代の男性の57%が浮気・不倫を経験しているそうです。なんという数字でしょう!
ここまで否定的な意見を述べてきましたが、日々ご相談をお受けしていると、許せる不倫もあります。すべてが一概にダメだというものでもありません。
あるご相談者Aさん(40代)は、結婚以来20年間、夫の身勝手さに苦しめられてきました。ある日、車で通勤の帰り道、脳梗塞を起こし事故となり、命は取り留めたものの寝たきりで施設に入ることになり、彼女は泣いている暇なく、生活を背負うことになります。夫の世話と費用、受験生を抱え、家のローンもあり、お勤めに出ました。決して夫を捨てる気にはならなかったそうです。家族のだれにも嫌われわがままな夫ですが、自分が切り捨てると彼が一人になっちゃうからと気丈でした。そんな彼女に力を貸してくれる男性が現れ、不倫関係となりました。彼も奥さんとは別居の状態です。彼女は、たまに会う彼との時間があるから、家族を全部背負う力が湧いてくると言います。しかし、夫に背いている気がして辛いと涙をこぼしていました。この不倫は、Aさんの生きる源になっているのでしょう。この不倫を誰が責められるでしょうか。
このような件はめったにありません。そして平気な顔で不倫をしている人は、いつも不倫相手が自分と別れを考えているのではないかと不安を抱え、それをこれだけ私は悩んでいるからと正当化します。
ちょっと立ち止まって考えてみましょう。不倫をしているあなたは、このことをお子さん、両親に言えますか?No.であれば、人倫に悖ることなのです。いつも、自問自答してみてください。Yes.であれば堂々とすればよいでしょう。日にあたる関係でなければ、いつかは終わりにしなければなりません。勇気と決断のいることですが、家庭とお子さんを捨てても良いかどうか、天秤にかけましょう。
人間の原罪ともいえる罪を背負い生きていくこと、そしてどのようにできた人間(配偶者)であってもその許しを与えることは難しいことを三浦綾子さんの「氷点」は教えてくれます。配偶者の立場になって、自分がされて嫌なことは控えるべきで、お子さんにも堂々と意見を言える親でなければなりません。それが結婚し、子供を持った「責任」なのです。自分の人生を「丁寧に生きること」を心がけて下さい。勇気と決断がカギとなります。
ただ、「自分だけは他の人とは違い、もっときれいな感情で、出会う時期が遅かった」「出会ってしまった」と言い訳をしますが、基本的に夫・妻・家族をかえりみない、人間として恥ずべき行動と思われます。殺人は身体を殺しますが、不倫は配偶者や家族の心と信頼を殺します。
中世において、貴族の間では通い婚でした。「妻」という地位は曖昧ながらありましたが、夫は複数の女性の元に通い、女性は常に和歌を勉強し、自分を磨いていないと、疎んじられてしまいます。このような名残が社会の男性の浮気、不倫というものにある意味寛大な見方を与えているのかもしれません。「源氏物語」などを読むと、雅な光源氏の女性遍歴が本筋を成しています。そして、たった一度でも自分と関係を持った相手に対し、捨てることはなく最後まで面倒を見るのです。この時代、そして彼の地位があったからでしょう。
しかし、現代の私たちは教育を受け、家族や社会に育てられ、人間として形成されていきます。取り巻く社会環境も変化しており、一生優雅に恋愛を楽しむ時代ではなくなっています。社会の中でそれぞれ男女を問わず責任を負わされ、確固とした自分をもっていないと、端に流され自分の人生を生きないで終わってしまうこともあるのです。
不倫相談者のお話を聞いていると、自分自身を理解していないで、ただ欲求に任せて生きている方が多いように感じます。「夫(妻)に不満はない、尊敬もしている。」と言いながら、不倫相手が好きでたまらないという、大変身勝手な人が大半です。「結婚」という枠をはずせば、責任もないし、ただの女性と男性でいられるから夢中になるのでしょう。「妻(夫)」「母親(父親)」といった社会的肩書から解放され自由を謳歌したい気持ちになるのでしょうか。TV ドラマで不倫を美しい物語として映し、ファッションの一部としてとらえている方もいるのではないでしょうか。しかし、露見した時の反動は、悲惨たるものです。これを承知し、不倫に足を踏み込んでいっても、相手の配偶者や家族を悲しみの中に引きずり込んでしまいます。それだけの決断をしないで不倫に向かっている方が昨今多いように思われます。世の20代~60代の男性の57%が浮気・不倫を経験しているそうです。なんという数字でしょう!
ここまで否定的な意見を述べてきましたが、日々ご相談をお受けしていると、許せる不倫もあります。すべてが一概にダメだというものでもありません。
あるご相談者Aさん(40代)は、結婚以来20年間、夫の身勝手さに苦しめられてきました。ある日、車で通勤の帰り道、脳梗塞を起こし事故となり、命は取り留めたものの寝たきりで施設に入ることになり、彼女は泣いている暇なく、生活を背負うことになります。夫の世話と費用、受験生を抱え、家のローンもあり、お勤めに出ました。決して夫を捨てる気にはならなかったそうです。家族のだれにも嫌われわがままな夫ですが、自分が切り捨てると彼が一人になっちゃうからと気丈でした。そんな彼女に力を貸してくれる男性が現れ、不倫関係となりました。彼も奥さんとは別居の状態です。彼女は、たまに会う彼との時間があるから、家族を全部背負う力が湧いてくると言います。しかし、夫に背いている気がして辛いと涙をこぼしていました。この不倫は、Aさんの生きる源になっているのでしょう。この不倫を誰が責められるでしょうか。
このような件はめったにありません。そして平気な顔で不倫をしている人は、いつも不倫相手が自分と別れを考えているのではないかと不安を抱え、それをこれだけ私は悩んでいるからと正当化します。
ちょっと立ち止まって考えてみましょう。不倫をしているあなたは、このことをお子さん、両親に言えますか?No.であれば、人倫に悖ることなのです。いつも、自問自答してみてください。Yes.であれば堂々とすればよいでしょう。日にあたる関係でなければ、いつかは終わりにしなければなりません。勇気と決断のいることですが、家庭とお子さんを捨てても良いかどうか、天秤にかけましょう。
人間の原罪ともいえる罪を背負い生きていくこと、そしてどのようにできた人間(配偶者)であってもその許しを与えることは難しいことを三浦綾子さんの「氷点」は教えてくれます。配偶者の立場になって、自分がされて嫌なことは控えるべきで、お子さんにも堂々と意見を言える親でなければなりません。それが結婚し、子供を持った「責任」なのです。自分の人生を「丁寧に生きること」を心がけて下さい。勇気と決断がカギとなります。
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カテゴリー:不倫・浮気
不倫の苦しみや浮気の悩み・不安から抜け出しませんか?
「不倫の苦しみ」や「浮気の苦しみ」は人それぞれ違っても、関係が続けば続くほど深くなるものです。
「ただ楽しむ関係」のはずが関係を深めることでブレはじめ、「相手との未来」という発展した考えが、やがて自己嫌悪になって襲い掛かってくる。という事例も多いです。
人は不倫の苦しみや浮気の不安を感じ始めると、何かを選択して苦しみを終わらせたくなります。
「発展」「現状維持」「終わり」どれを選ぶか…。しかし、浮気・不倫の苦しみを感じている人の心はそう単純ではありませんよね?
どの選択肢を選んでも後悔はしたくないはずです。
家庭を壊して幸せになれるのか、世間体は?相手の心変わりは?結局のところ考えはまとまらないでしょう。
悩み続けて不倫の苦しみや悲しみを深くするよりも、一度不倫や浮気の相談に強いプロの占い師にその原因をこっそり相談して解消・または改善してみませんか?
現状をまとめたり、問題点を紐解いてみることで、どうすれば幸せな関係になれるのかがわかってくるはずです。
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