占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

20～30代の独身女性を対象にしたあるアンケートで、結婚に対して焦りを覚える年齢を聞いたところ、「30歳を超えたら」が一番多かったそうです。次いで「28歳から」が多く、アラサーを迎えた女性がいかに結婚を強く意識するかがわかります。

私の周囲でも、また鑑定を依頼されるお客様でも、20代後半から35歳くらいまでの女性から結婚に関する相談をされることが非常に多いです。そこには世間が言うところの“適齢期”に差し掛かるとか、子どもを産むことを考えて早く結婚したい、などという根拠があるでしょう。特に、妊娠・出産を強く望む女性は、子どもを産む時期から逆算して、「このくらいに結婚しておかないと間に合わない」と焦ってしまうことが少なくありません。

けれど、一生懸命に婚活をしようと、お料理教室やエステサロンに通って自分磨きをしようと、なぜかお相手が見つからなくて、結婚できない女性がいます。外見に問題があるわけでもなく、彼氏はできるのに、どうしてもゴールインできないのです。また本人も、自分がどうして結婚できないのかわからず、自身を高く見積もるつもりはないけれど、「誰かもらってくれてもいいはず」と首を傾げてしまうようです。

ただ、そうした人の話を聞くと、ある共通点があることに気づくんですね。結婚したくてもできない理由が、確かに存在するんですよ。

それは……「結婚というものを具体的に想像できていない」という点。
したこともないものをリアルに想像するというのも難しい話ですが、結婚したくてもできない女性の多くは、自分が送りたい夫婦生活を思い浮かべることができません。結婚願望が漠然とあるだけで、誰とどんな家庭生活をどうやって実現するのかが想像できていないのです。

そのため、理想の夫像も曖昧で、合コンや街コンなどの出逢いの場へ足を運んでも、どういう男性をターゲットにするかが定まらず、せっかくのチャンスも無駄にしがち。あげくは、「誰か魅力的な男性が声を掛けてくれるのをじっと待つ」という、非常に効率の悪いスタンスを取ったりもします。



年間で1000以上もの街コンイベントを開催する企業の男性役員の方いわく、「出逢いを求めてイベントに参加するのなら、積極性が何より大事。誰か話しかけてくれないかな、連絡先を聞いてくれないかなと待ちに徹するなら、街コンに来た意味がない」だそうです。
確かに、それはそうかもしれません。出逢いイベントへ参加しているのに受け身の姿勢を取ると、「やる気なし」あるいは「なんかスカしてて、上から目線」などと受け取られてしまいます。
彼氏を作って結婚したいと思うならば、可能な限り理想の男性像を固めて、それに見合う人を早く見つけるべきでしょう。また、できるだけ具体的、かつ現実的に家庭生活を思い描くことも大事です。

たとえば……高収入を得ている男性がいいと思っても、月収が高いということはつまり、仕事が忙しいという意味。子どもが生まれたところで、育児と家事に対する協力は期待できないといえます。一方、“イクメン”といえるくらいに家事育児を協力してくれる夫がいいなら、残業や休日出勤があまりない代わりに収入は平均的な男性を求めるべきなのです。

ちなみに、類は友を呼ぶなんていいますが、密接な関係を持つ相手は色んな意味で「同じレベル」にあるものです。一緒にいてお互いに学び合えるものを持ち合うからこそ出逢い、縁が紡がれていくのであって、あまりにレベルがかけ離れていたり、それぞれに響き合うものがなかったりすれば、深い関わりは生まれません。またそれは、恋愛感情が芽生えても変わらず、運命が交差しない人とは、どう頑張っても親密にはなれないと思います。

さらに、結婚において外見の良し悪しは最優先事項ではありません。結婚は恋愛と違って「生活そのもの・人生そのもの」であると覚悟して、人間性や社会性を重視した方が良いでしょう。
年下の友人に、ヒモ状態で自分が養っても構わないからモデル並みの美男子と結婚したい、というイケメン好きな女性がいますが、それは彼女にとって譲れない“夫の条件”です。もし外見が良い男性がいいというなら、そのくらいの覚悟はあった方が良いと思います。

いずれにしても、どんな男性を夫候補に求めて、その人とどういった夫婦関係を築き、何十年と続く家庭生活をどのように送っていくかを、できるだけリアルに細かく想像することが大事です。具体的に思い浮かべられるほど、結婚を求める貪欲さが増しますし、計画的かつ効率良く結婚が実現するはずです。