占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

こんにちは！東洋占術家・占い師のいっきかずえです。
今回は結婚と離婚についてですね。とはいっても、私は結婚したことがないので、本当のところはよくわかりません。それでも20年近く鑑定をしていて、成婚したカップルをたくさんみてきていますので、私の思ったことをお話しさせていただきます。

まず“結婚”とは文書上の契約であって、お互いを法律で縛ることによって、パートナーとその家族に対する責任を負う。だからこそ自分たちのみではなく、相手の家族との関係や考え、価値観も見直さなければならないわけです。



色気のない話になりますが、ここで私が思う、恋愛から結婚までの感情のうつりかわりを解説させていただきます。

まず発端は“恋”。
辞書によれば、相手を恋い慕う、好きで好きで仕方ない気持ち。主に片想いを恋と呼びます。
この恋心が相手に伝わり、相手の承諾があって交際開始。“恋愛”のはじまりです。恋愛は恋心の相互理解＆循環。
恋愛が深まれば“愛”が生まれます。
ところで・・・恋と愛の違い。漢字を見てわかる通り『恋は下心・愛は真心』です。
相手に対する気遣いや真心をお互いに循環し続けることを“愛情”といいます。その熱い気持ちが落ち着いて、温かい気持ちに変わったときに残るのが“情”だと私は考えています。

ずいぶん前に、ヘレン・E・フィッシャーが、愛の賞味期限は4年と発表して話題になりました。私の個人的な見解としては、それは恐らく無償の愛。何の見返りもない愛は4年でスタミナが切れるということでしょう。

辻仁成の「目下の恋人」という小説では、『二人の愛を法律で縛られたくない』といって事実婚を続け、パートナーを死ぬまで“目下の恋人”と呼んでいたという人物が登場します。この２人は一生恋人関係を続けたのですから、きっと真心の相互循環が整っていたんでしょうね。ステキな話です。

このように結婚生活が屈託なく長続きしている人たちは、パートナーに対する思いやりを忘れないから、いつまでも温かい気持ちでいられるのですね。
結婚はできれば生涯一度にしておきたいもの。そのためには無償の愛ではダメ。どちらかが一方的に愛を送り続けたら、愛の分量が4年を越えた時に別れてしまうのです。

占い師としてご相談をうけていると、恋愛や結婚に関するお話しは後をたちません。
おつき合いしている人がいない方からのご相談の傾向として、10代の方は「彼氏がほしい」といいますが、20代中盤から30代に入ると「結婚したい」という人が多くなります。

結婚したい女性に理由を聞くと、「子供を産みたいから」という回答が圧倒的多数です。確かに、子供を育てることを考えれば、体力的にも若い方が良いでしょう。ただ本当は、若いから産めるとは限らない。結婚したからといって子供ができるとも限らない。もっと言ってしまうと、その生まれた子供が自分の理想とする良い子とも限りませんよね。

そして、実際に結婚した人に話を聞くと、「大好きな人とずっと一緒にいたいから」という理想的な回答はほとんどなく、「子供ができたから」「（交際が長く続いたので）世間体」「（別れたくないから）束縛するため」「（金銭面で）生活のため」という回答が目立ちます。
さらには、「（彼が浮気者なので）浮気したら法的にさばけるから」というのも意外とよくあります。

さらに、離婚した人に同じ質問をすると、前出の理由が解消されたため。となります。
これは不思議な話ですが、妥協して結婚した人は、たいてい結婚後になぜか「自分の相手はこの人だった。」という異性と出会うようです。
結婚後に出会ってしまったその人と一緒にいると、これまでの自分の恋愛経験が急につまらないものに感じられて、「これが本当の恋だった。」と気づくのだとか。

結婚は一生に一度で十分。それならば自分にぴったり合ったパートナーを見つけたいもの。
占いでは、その方が恋愛結婚のタイプなのか、それともお見合い結婚が向いているかを判断することはできます。
もしその方が恋愛結婚のタイプならば、まず恋愛から始めないと結婚に結びつかない。その場合、どんなタイプと相性が良いかをアドバイスすれば、どこで相手を探せば良いかはある程度しぼりこめますよね。
でも、結婚適齢期だからと、あせって相手を探すよりも、いつでも結婚できるスキルを身につけつつ、自分が納得できるタイミングを待つ方が後悔は少ないはず。
結婚適齢は人それぞれ。いくつになろうが、自分らしさを失わずにいられる相手を見つけられれば、ハッピーなのではないでしょうか。