占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

こんにちは。奏相です。この度もお読みいただきありがとうございます。
今回は不倫・浮気というテーマです。相談内容にも時代によって傾向がありますが、近年目立つようになってきたのがこちらのご相談です。ご自身が「不倫・浮気をしている」場合もありますし、相手に「されている」場合もあります。
不倫や浮気で相談に来られる方たちは、たいてい重い悲しみや怒りを持っておられます。それは気持ちの根底に「罪悪感」があるためです。罪悪感は「悪いことをしている」という思いから生まれます。



◆１．良いか悪いか
不倫・浮気は良いか悪いか……どう思いますか？個人の自由と考える場合は「良い」のかもしれませんし、社会的には「悪い」となるのかもしれません。「悪い」と考えられる理由の一つには、一夫一婦制を中心とする考えが定着していることが挙げられるでしょう。だからと言って、一夫多妻をお勧めしているわけでもありませんが。

余談ですが、一夫多妻の国では男性はいくらでも浮気が許されているの？！と考えてしまいますよね。

実は違います。

一夫多妻の国の多くではまさしく、「浮気は男の甲斐性」なのです。言い換えると、「妻」をたくさん持つことのできる男は経済力があるのです。一人の「妻」につき家を一軒持っているのです。さらには、お気に入りだからと同じ「妻」だけを可愛がることは許されず、自分が結婚した「妻」全員に平等に接することを求められます。一夫多妻の文化では「夫」は威張っているのかと思いきや、意外にも「正妻」をはじめとする「妻たち」に頭が上がらないということもあるようです。

では、一夫一婦制の日本の話に戻りましょう。日本に住んでいる以上、多くの人が男女一人ずつのカップルという考えに慣れ親しんでいます。そしてその形こそが理想です。それでも起こってしまうのが、すでに彼・彼女がいる人や既婚者との出会いです。
◆２．出会ってしまったらどうする？
すでに彼・彼女がいる人や既婚者と恋をしてしまったら、どうすれば良いのでしょうか。出会っただけでも戸惑うのに、お付き合いまで順調に発展してしまったら、次に望むのは相手の「別れ」になります。そこに罪悪感が生まれる場合が多いのですね。
始めに言ったように、ご相談にみえられる方たちはたいてい悲しみと怒りを背負っています。そのような悲しみや怒りの向く先は、ご自身や相手、時にはそのような関係に導いた運命というものになります。

そんな時によく現れるカードがあります。エンジェルカードの中にある「降伏と解放」や「恐れを手放せ」というカードです。カードは何十枚とあるのですが、このようなご相談の際にメッセージを伝えるために頻出のカードたちです。これらのカードの解釈において大事なことは、「責めてない」ことを前提に読むことです。あなた自身や相手、または運命などのどれかが「悪い」のではないのです。また、これらのカードは「すべての停止」を求めているわけでもありません。

◆３.「停止」ではなく「学び」
私は不倫や浮気のご相談に来られた方には必ず「来てくれてありがとう」と伝えます。相談に来られた方は自ら学ぶ機会を作って、私にそのお手伝いをする機会を与えてくれたからです。これも一つの「出会い」ですね。不倫や浮気について自分だけで良い悪いを判断していると、自分が不倫や浮気を「する側」でも「される側」でも、結局同じことの繰り返しになります。そのような繰り返しを断ち切るためにも自分以外の視点からの情報はとても大事なものです。

不倫や浮気について「悪い」ものはないのです。ただ、本当に大事にすべきものを知らないだけなのです。学校へ行く子どもたちと同じです。子どもたちは学校で様々な教科を学んで物事を知っていくのです。それと同じで、知らないのなら知れば良いのです。

改めて自分とその周囲のことを考えてみてください。悲しみや怒りの向く先にあるのは自分が「悪いと思っている」ものではなくて、実は「大事にしていない」ものなのです。自分、相手、運命などを「大事にしていない」と気づいたら、ぜひ優しく接してあげてください。

優しくする第一歩として、自分や相手、または運命に「ありがとう」と伝えてください。声に出しても良いのです。始めは言葉だけで気持ちが入っていない「ありがとう」かもしれませんが、そのうちに気持ちも一緒になってきます。

出会いはどのような形であっても大切なものです。印象として「良い」出会いも「悪い」出会いもあります。そして「悪い」出会いが来たからと言って嘆いているばかりでは時間も労力ももったいないですよね。同じ時間を過ごすなら、悩んで泣いているよりも、笑って楽しく過ごす方がお得ですし、誰もがうれしいですよね。

皆さまにたくさんの笑顔がもたらされますように。