占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

こんにちは。奏相と申します。私の役目は主に、カードを通して得られるメッセージをお伝えすることです。カードの種類は問いません。今回は恋人・出会いというテーマでお話をさせていただきます。



◆「良い出会いを得るためにどうしたらよいでしょうか？」
ご相談の中でも多いものの一つです。ご相談に応じて、カードに応えを求めるのが私の仕事ですが、カードを展開する前に必ずおたずねします。「どんな人と出会いたいですか」と。みなさんはどんな風に答えるでしょうか。「良い人」「優しい人」「かっこいい人」「稼ぎの良い人」etc.　希望は尽きないですね。もちろん誰もが「理想」を持っていて、少しでもその理想に近い人と親しくなりたいと考えています。ここで気づいてほしいことは、「出会い」という言葉にすでに「恋人候補との出会い」という意味が固定されている点です。多くの人にとって「出会い」=「恋人を得る」という図式が出来上がってしまっているのですね。たしかに、出会いは恋人を得るまでのプロセスの一部です。見ず知らずの他人同士が出会って、意識して、言葉を交わし、時間をともに過ごして……、そのような経過を経て、付き合ったり、結婚したり、時には別れたり、様々な出来事があります。そして、多くの人はこのはじまりの出会いを「恋人候補」に限って考えてしまいがちです。そこで、少し立ちどまって考えてみてください。

◆「誰」と出会うのですか
できるだけ、「出会い」という言葉をカテゴリー別にしないでください。「出会い」を求める場合には是非たくさんの可能性を考えてみてほしいのです。実際には、合コンやお見合いパーティなどのように初めから「恋人候補」を求める場合ももちろんあります。ですが、単純に日常を楽しむということも考えて、「友人」としての出会いも視野に入れましょう。同性異性を問わず、です。「友人」からの紹介が広がって「恋人」につながることもありますし、「友人」から「恋人」に変化することもあるからです。ですので、「恋人」「友人」などのカテゴリーにこだわらず、たくさんの人との出会いを楽しみましょう。最近ではたくさんのパーティや「出会い」提供のイベントがありますね。そのような場所に参加する場合にも「恋人」「友人」の両方の可能性として出会いを求めてみましょう。

◆偶然？必然？
では、運命の出会いとは、結局どのように起こるのでしょうか。「偶然」という言葉を使う人もいますし、「必然」という言葉を使う人もいます。私は、実は、その解釈にはこだわらないのですが「ご縁」という言葉をよく使います。もたらされる出会い、もたらされる良い恋愛関係、どちらも「ご縁」によって結ばれるものだからです。そして、そのご縁は刻々と変化します。
例えば、突然「未来のあなた」が目の前に現れて、「この人があなたの将来の伴侶ですよ」と教えてくれたとしましょう。あなたはどのように行動しますか？その人を求めて、あちらこちら探し周るでしょうか。その間に出会う他の人たちには見向きもしないのでしょうか。また、もしその「将来の伴侶」が目の前に現れたとして、どのように声をかけますか？さりげなく関係を進めることができるでしょうか。さらには、もし相手の性格や所作に少しでも疑問を感じてしまったら？「将来の伴侶だから」と納得できるでしょうか。

このように結果がわかったとしてもやはり、考えることは多そうですね。たとえ「未来のあなた」が答えを教えてくれたとしても、あなたの未来は未知のままなのかもしれません。恋人でも友人でも、まったく別の人間であり、時間や場所に応じて対応が違うために、お互いの関係は刻々と変化するのです。
今回特にお伝えしたいことは、どうかそのような変化を恐れないでください、ということです。変化を恐れる理由は、「理想の恋人に出会えなかったらどうしよう」「今、出会いがなくて不安」などの負の要素が優ってしまうためです。負の要素が多くなると、表情も曇りがちになり、結果として、得られる出会いも得られない可能性すら起こってきます。そんな風に変化を恐れるのではなく、変化を楽しんでみましょう。
綺麗に包装されたプレゼントの箱を想像してみてください。その中には素敵な出会いが入っているのです。あなたはただ、その箱を開けるタイミングを待っているだけなのです。笑顔で嬉しそうに出会いを待つあなたにはきっと最高のタイミングで素敵な出会いが授けられますよ。

◆最後に
恋愛について考えるときに、理想の恋人のイメージを持っていることは大切です。でも、そのイメージにこだわりすぎないことも大切です。「出会い」は未知のものであり、与えられるチャンスを運気の流れに委ねて教授することが肝要だからです。出会いは未知であるからこそ面白いのだと思います。未知のものを知る時期が来ることを楽しみに待っていてくださいね。