占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

「わかっちゃいるけどやめられない。」
お客様がぼやくお言葉第一位。

あなたをとりまく環境には様々な境遇の方々がいて、それぞれにたくさんの苦労と経験をお持ちです。
そして彼女ら彼らはあなたの悩みにこう答えるでしょう

「そんなのだめなのわかってるでしょう？」
「モラルのない付き合い続けてどうするの？」

通り一辺倒な「普遍的価値観のおしつけ」。

あなたはそれに「そんなのわかってるわよ」と感じることでしょう。

そして彼女らは畳み掛けます
「あなたのためを思って言っているのよ」

こんな答え、相談者は求めてはいないはず。
ただ悩みを打ち明けて、聞いてほしかった。

そしてさらにこう。「でも結局は自分次第だからね」。
押し付けといて、最後は一般論に逃避する。

僕はこういう仕事だけは絶対したくありません。

若い人たちにあえてこう言っておきたい。
天都自身が40過ぎてわかったこと
世の中にたいした人格者はいないということ。
そしてたいしたオトナはいないということ。

自分のポリシーをしっかり持って生きていれば、それが法に触れることをしないかぎりあまり諸先輩方の意見に振り回されなくてもいいと思うんです。

お客様相談内容でとても多いのが「不倫・三角関係」。
「わかっちゃいるんだけど、、」の典型です。

そりゃあそんなものダメに決まっています。モラリズムから言えば。
それは本人も重々分かっておられての相談。

それを前提として、タロットカードの展開に忠実に仕事をしています。

一通り結果を伝えて、落胆する方、納得される方、前向きになられる方様々ですが僕はこういう相談内容の締めに必ずこう言います。

「貫くなら、強い覚悟をもって挑みなさいよ」と。



人間、生まれる時も死ぬときもひとり。
そして生涯、様々な人にお世話になり生きていくものですが、それに対して感謝の念こそあれ、周りの価値観に巻き込まれて生きていくことはありません。

人間は理性の動物だと言われます。
我慢をしなさいとか、勤勉であれ、とか。

タバコはよくない、とか、浮気や不倫はよくない、とか。

それを語気を強めて声高に叫ぶ人こそ、
人生での失敗を恐れ潔癖に生きている頭の固い人たちばかり。

そして僕は、その体験もしたことがないくせに全否定する人が大嫌いです。

それぞれに事情があって、インモラルな道に足をつっこんでいる。
そういう情状を酌量もしないで全否定する人、いますよね。

そしてそういう人は自分の価値観を肥大させて権力をもちたがるものです。

世の中にたくさんの占い師先生がいらっしゃいますが、僕は全くの人格者ではありません。そして権力が大嫌いです。
そんなたくさんの残念なところを持っている人間が占いで生計を立てています。

とてもとても普通の生き方ではありませんが、だからと言って今更これ以外の事が出来るとも思えません。

そんな僕が見通し見えない毎日と不安を抱えながら4年前から占い師をやりぬく覚悟を決めました。

お客様の様々な悩みにお答えしながら思うのはこの「覚悟」を決めなければ、心が歪んだまま生きてしまうことになるということ。

浮気や不倫。この「インモラル」を持て余しながら生きるということはつまり「覚悟」がないということです。

周りからなんと言われようとこの愛を貫く。
その度胸なくして後ろ指さされる愛を全うすることなどできるはずがありません。

一昔前に「略奪愛」という言葉がはやったり、「昼顔」という不倫ドラマがはやったり。

快楽や興味だけでマスコミを躍らせるこれらのコンテンツもその現実で葛藤している当事者からすれば絵空事みたいなもの。


僕のところに来られる50代の女性「いくみ」さん（仮名）。
とある男性の愛人を10数年続けてこられました。

ここまでくればもう、本人にとっては「殉愛」です。

そしてある日、彼の奥様が病気でお亡くなりになりました。
そうすると彼は待ってましたとばかりにいくみさんに入籍を申込みました。

ところが彼女の返事は「ＮＯ」。
彼もまさか断られるとは思っていなかったらしく「どうして？」と迫ったそうです。

「天都さん、バカにしてると思いません？
本妻が亡くなったかと思ったら私にドヤ顔で入籍を迫るんですよ？
奥様もいたたまれないでしょう？
私がどんな気持ちで長いこと思い続けてきたことか。
養ってもらったわけでもないし、もちろん彼が好きだったから恋愛関係にはあったんですけどね」

それ以降、何度も結婚を申し込まれても断っているそうです。

自分を歪めずに、自分にまっすぐ愛を貫く、この「覚悟」。

その気持ちがなければ、体に毒です、今すぐやめましょう。