占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

たまに「好きになる相手が年上の既婚者ばかり、何でだろう?」とお嘆きになるうら若き女子の方々がいらっしゃいます。
ひとりの人を、相手が結婚してもどうしても忘れられないといった話なら前世絡みとか場合によっては霊的問題も視野に入れて占っていくところですが、「好きになる人がいつもがすごく年上だったり既婚者で困っています。自分は将来きちんと結婚できるでしょうか?」ということなら、もっと別な角度から話がつく場合もあります。

恋愛相手って、人は大抵自分と異性の親（女性だったら父親、男性だったら母親）と似たタイプを無意識に求めてしまうことが多いです。
そして、親との関係を自分自身の恋愛関係に投影してしまいます。
親との関係が良好なら、恋人とも大抵良い関係を築いていく可能性が高くなるのですが、親との関係が良くないと…恋人ともトラブルが多くなりがちです。
父親との関係があまり良くない女性だと、自分でも気づかないうちに恋愛対象に「理想の父親」を求めてしまう…と。
そうなったら、恋愛対象に「やたら年上で既婚の男性を求める」というのも理解できてきませんか?

年上で奥さんがいて家庭がある…。
ほら、世間一般的に語られる父親像と一緒ですよね?

そこにあるのは、「恋人としての彼」ではなくて「甘えて頼れる父親」なのかもしれません。
だとしたら、相手への気持ちがその時点で恋愛と呼べるのかどうか。
ぱっと見は「既婚者との恋愛＝不倫」なわけなんですが、根底にあるのは「父親に甘えたいという気持ち」なわけで、相手がそもそも恋愛対象なのか?ということも入ってきますよね?
もうひとつ、「不倫をするような相手と付き合うことで父親に心配させたい＝父親に心配してもらいたい＝父親の愛情を自分に向けたい」という気持ちが隠されている場合もあります。

父親に甘えたい、愛されたいけどうまく気持ちを伝えられないのはわかりますが、誰かからの愛情を確認するために別の誰かを傷つけたり、相手の奥さんやお子さんを悲しませるのは良いことではないですよね?
最終的に自分自身も傷つくことになるし、それが原因で彼と別れることになったら「自分は父親から愛されない」という思いこみを強化することにもなりかねません。
その人の中では「不倫相手と別れる＝父親から嫌われる」という図式が成立していることも多いです。
そういう思いこみって、「相手の顔色をうかがう」とか「相手を信じられない」とか「自分自身が傷ついているから、相手を傷つけることで自分の傷を理解してもらおうとする」という形で結婚生活に悪い影響を及ぼしてくる可能性が高くなります。
このような気持ちで結婚生活を営んでいて幸せになれるとは到底思えないのですが…。

男性側も一緒です。不倫相手に「母親として甘えさせてくれる存在」を求めていたら…既婚者男性だったら、奥さん的に怒るのは当たり前です。
「奥さんのことを、ダンナは甘えさせてくれる存在だと思ってません」って言ってるようなものですから。
普段の努力を否定されるようなこと、自分に悪い部分を押し付けられて、不倫相手に良いとこ取りをされたようなを言われたら…誰でも頭に来るのは当たり前です。

好きになる相手がうんと年上の既婚者の異性ばかりとお嘆きの方、一度両親、特に自分と反対の異性の親御さんとの関係を見直してみませんか?
まずは話をしてみてはどうでしょうか。
子どものころはわからなくても、今だったら子どものころに考えていたことが誤解だったり、大人の視点で自分のことを大切にしているかどうかや、両親や周囲の置かれていた状況が世間の理想のように完璧でなかったとしても、その時の状況で一生懸命やってきたということははわかりますよね?
大人として、ご両親を認めてあげることはできませんか?
お父さん、お母さんのことを今よりもう少しだけでも理解したら、相手に求めるものが少なくなってくるので…結果的に恋愛関係がうまくいくことが多くなるんですって。

そうそう、男性に「父親的な側面を求める」ということは、自分も「母親的な側面を求められる」ということにつながります。
あなたは、相手の理想通りの異性の親役になりきることができるでしょうか?
ええ、そんなことはできないと思います。
そこまで無条件に相手に愛情を注げるなら…そもそも「父親役をやってくれそうな年上の男性」からの愛情がなくても、自分で自分に愛情を注いであげられるはずですから…。