占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

心理占術家の荒屋敷総司です。
結婚は女性にとっても男性にとっても人生の一大イベントです。
私のところに鑑定にいらっしゃる方々の多くは恋愛結婚を望まれてご相談にいらっしゃいます。
「彼は私と結婚する気があるのか？」
「彼と結婚したら幸せになれるのか？」
「彼は運命の人なのか？」
「彼の本当の気持ちを知りたい」
といったご相談が多いですね。

実はですね、恋愛にぴったりなお相手の心理タイプと結婚に向いているお相手の心理タイプは違うことが多いんです。
真逆であることすら珍しくありません。
ご相談が多いパターンを例にとってご説明いたしましょう。
・女性Ａさん　＝　外向的な感情タイプ
・男性Ｂさん　＝　内向的な思考タイプ
このカップルは恋愛の段階ではお互いにどっぷりはまり合うことがよくあります。
外向的な感情タイプのＡさんは、社交的でおしゃべりで、誰とでも気軽に仲良くなれる人。
流行にも敏感で、お洒落でいつも綺麗にしている女性です。
Ａさんの価値判断は、好きか嫌いか。
特に周りの人たちに好意的に見られるか、世間の目を気にする常識的なタイプでもあります。
日本人女性によく見られるタイプですね。
そんなＡさんから見て、内向的な思考タイプのＢさんはとても思慮深く、独創的で何を考えているかわからないのですが、逆にそれが彼の奥深さを物語っているように見えます。
Ｂさんは控えめで、腰も低く、人も良さそうです。
思い浮かべてみてください。
あなたの周りにも一人はこういう人がいるはずです。
もしかしたら、あなたの恋人か、片恋相手かもしれませんね。
ＡさんとＢさんはお互いにないものを補い合うように惹かれ合います。
そうです。
実際に二人は心理タイプとしては正反対。
自分と真逆のタイプを好きになるというのは本当のことなんですね。
価値観も判断基準もまったく異なる二人は、お互いの感じ方や考え方の違いを驚きと未知の発見に対する喜びを持って迎えます。
お互いに愛情があればこそ、二人は広い心でお互いを受け入れ、人間的な成長を経験することができるでしょう。



～恋愛から結婚へ発展した時～
そして、ＡさんとＢさんの恋愛がピークを迎え、ついに結婚生活が始まります。
恋愛の時点ではお互いに惹かれあっていた二人ですが、結婚して一緒に生活するとなると、ちょっと大変なんですね。
何せもともと価値観も判断基準も考え方も理想とする結婚生活もまったく異なる二人です。
外向的なＡさんは、夫となったＢさんを友人に紹介したり、友人を家に招いたりします。
一方で内向的なＢさんは、知らない人に会うのが苦手、正直に言うと苦痛なんです。
自分の友人たちとちっとも打ち解けようとしないＢさんにＡさんはイライラ。
Ａさんは最愛の夫であったＢさんを、自分勝手な根暗な奴だ！と思うようになります。
感情的な好き嫌いを価値基準にするＡさんが、一度Ｂさんを嫌い！と思ったら大変です。
もう後戻りはできません。
あれ程惹かれあっていた二人の結婚生活は破綻し、バラバラの生活を送るようになります。
世間体を気にするタイプのＡさんは、離婚に踏み切ることもできず、冷え切った関係にどこか逃げ道を求める毎日を送るようになります。


～正反対の心理タイプの相手と結婚するには～
このように、正反対の心理タイプの二人は、恋愛の段階では惹かれ合いますが、いざ結婚して一緒に生活するとなると、途端に関係に綻びを生じ始めます。
彼が正反対の心理タイプだということはわかっているけれど、それでも結婚したいときにはどうしたら良いのでしょうか。
それには、結婚はゴールどころか二人の恋愛の通過点であると理解することです。
出会った頃や付き合い始めの頃の好奇心を忘れずにいることが、結婚後も恋愛関係のような相互理解を持続させ、誰もがうらやむおしどり夫婦になる秘訣なのかもしれません。


～結婚を前提にお付き合いを始めるなら～
正反対の心理タイプの二人が結婚生活を送ることは簡単ではありません。
それゆえに、結婚を前提にお付き合いするお相手を探すときには、自分に近い心理タイプのお相手を選ぶことが順調な結婚生活を送れるようになるための近道と言えます。
心理タイプが近いというのは、価値観や好みがまったく同じという意味ではありません。
理性的に判断して世の中や自分のルールを大切にするタイプなのか、感受性豊かで愛情深く、好ましさで判断するタイプなのか。
あるいは、五感を大切にするタイプなのか、可能性を求めるタイプなのか。
細かい価値基準は違えども、感じ方や考え方が近いタイプであれば結婚相手として向いていると言えるでしょう。


自分と近いタイプのお相手は、もしかしたら刺激が足りないと感じることもあるかもしれませんし、刺激的じゃないから運命の相手ではないのでは？と思うこともあるかもしれません。
その感覚を否定するつもりはありませんし、実際に刺激を求めて不倫に走った方のご相談をお受けすることも非常に多いですね。
けれどもそれは、結婚相手の良し悪しとはまた別の問題。
そのお話しは、機会があればまたどこかで致しましょう。