占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

復縁については、男性からも女性からも多くの相談を受けます。

ケースはさまざまで、自分から別れを切り出したのにもう一度やりなおしたいと思うケースや一方的に別れを切り出されて復縁したいケースなどさまざまです。

一度別れたのに、やはりその人のことが忘れられない。

時間を置けば忘れていくはずだった。それなのに忘れることが出来ず苦しんでいらっしゃる方の心の中を覗くと、孤独や淋しさ苦しさとの戦いとも言えます。

自分から切り出した別れの中には、愛情確認の手段として使う人もいます。普段の生活の中から相手の気持ちばかりを考えて、一つの不安が次から次へと不安を呼び『疑う自分』になってしまい、ついには別れを切り出すという手段で相手の愛情の度合を図ることをしてしまうのです。

相手から追いすがられる優越感を得ることで心の満足を得ようという間違った恋愛観です。その方法は癖になり何度も繰り返すのち、相手には通じなくなります。

相手が疲れてしまうのです。

相手が別れに応じるか、もしくは振り回されたくない感情から別れを切り出されるという一つの結果が生まれます。

自分の本来の目的とは違うことが起きて、別れたくないのに別れるという取り返しのつかないことになるのです。

追いすがられることを目的としているのに、別れを切り出されたことで今度は自分が追いすがることになってしまいます。

そして復縁を願い、待つという時間を過ごさなければなりません。

間違った恋愛観が望まぬ方向に向かってしまうのです。

心の中では「私のことをどう思っているの。私がこんなに愛しているのになぜ少しの愛しかくれないの」という不満を常に抱えているので、疑う気持ちを放せません。

疑う目で相手を見ると何でも疑うようになります。

一見相手のことを考えているようですが、心に余裕がなく自分の身を守ろうと必死なのです。

嫌われるかもしれない。捨てられるかもしれないという恐怖心もいっぱいなので言えません。

自分の心の中と口で言う事と行動がバラバラで、その矛盾は自分自身を受け入れることはできなくなります。自分を受け入れられないと幸せの道を作ることは出来ません。

自分を受け入れられないのに自分以外の人を受け入れることは出来なくなるのです。

一方的に別れを切り出されたケースも、渋々納得はしたもののどうしても忘れられずに反省後悔の末、どうにか復縁出来ないか、やり直すことはできないかと考えだすのです。

去られた事のショックと　もう会えないという淋しさなど、時間を置けば置くほど忘れられず苦しんでしまうのです。

これらの例をあげても自分を殺して相手を活かしていた、自分を活かして相手を殺していた結果でもあります。

自分を殺している状態で、いくら心の繋がりを求めても、少しは繋がったとしても心の安心にはなりません。

自分を活かして相手を殺している場合、相手は自分を好きなのだから何をしても我慢してくれるのが当然という気持ちが出来上がると相手を苦しめます。

我慢させているという罪悪感はあっても、相手が自分を好きなのだからという言い訳を自分にするのです。

結果相手を苦しませ疲れさせてしまい、別れを切り出されたことでこれまでの自分の身勝手な解釈と振る舞いに気づくということになるのです。

思いやりもなく、相手を尊重する気持ちがなかったことに気付くのです。

自分の身を守ることに必死な状態や、相手にしてもらって当然という身勝手な解釈は、心の中では『しがみつかれる快感』を感じて、好きになったつもりになっているだけで、本当は相手を好きなのではなく、自分を好きということもあり得るのです。

どちらの場合も復縁は『未完成という恋愛』に執着している場合がありますので自己分析をすることが大前提です。『自分の恋愛はうまくいかなかった』という未完成の恋に縛られている場合が多くあります。

相手を見ているようで見ていないことが多いのが特徴です。

相手を知り、自分は相手の悪い面を知って受け入れられるのか、納得はできなくても理解はできるのか。

自分の心の納得がないとせっかく復縁できたとしても同じ繰り返しです。



重要なことは、物事は何をしたかが重要ではなく、どんな心でそれをしたかが重要です。

貰う愛よりもあげる愛の方が数倍幸せを実感することを知ることです。

思いやりや相手への尊重は心に湧いてくるものです。


復縁は、可能な場合と不可能な場合がありますが、何が邪魔をしているのかを把握しなければなりません。

その多くは自分自身から発生する『疑う自分』『身勝手な解釈』に目を向けて、自己分析をした上で間違った恋愛観を正すことから始めることをお勧めします。