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結婚 それは苦行のスタート
戦争という殺し合いに疑問をもちながら。
一方の妻は、だんなの苦労はどこへやら、自分をひとりにしてひどい人だとか、と恨みごと。本人曰く、「騙されて」やくざの情婦に危うくなるところだったらしい。結局それも、夫の部下が人殺しの罪を背負ってまで救出したのに、「あの人誰なのかしら」と暢気なことを言っている。
夫は別の部下に、自分が死ぬ前「妻を頼む」とお願いまでしているのにだ。
で、部下が苦労して行方不明になった妻の家を訪ねると、
「帰ってください!顔も見たくありません」(そこはああた、ありがとうございますじゃないの?)
といったくせに、次第に心が移って、
「帰ってください!あなたなんか大嫌い!!待って、いかないで……」
めんどくさい人だったりする。
でも親から「結婚は人生のゴールインです」と教えられ、親の決めた人と素直に結婚した女の人って、こういう状況になったら、同じ反応するんじゃないのかなあ。久蔵だって結婚して早々戦地に赴いたから、奥さんのこと必要以上に理想化していただけで、毎日顔を合わせていたら「結婚はするもんじゃないなあ。人生の墓場だ」ってうなる毎日だったかもよ。
ここでみんなに、意地悪占い師から独断と偏見で一言。
まず、結婚は情報誌が言うような「愛のゴールイン」とか「ハッピーハッピー」じゃすまないこと。
結婚と恋愛は別物。結婚とは家族というコミュニティを自分たちの手で作ってゆく共同作業。よって「恋愛感情」のある男よりも、責任感とか父性本能だったり勤労意欲があるかをシビアに見極めないと、大変な事になるから。最後の勤労意欲の部分、男の年収が低くてもいいの。家族の為に頑張ろうって思いが大事。「菊次郎とさき」の世界、結構楽しそうでしょ。
昨日、私の友人で、愛称「ベール先生」恋愛マスターに結婚の話を振った所、
「結婚は苦行のスタート」
との事。
他人と新しく生活をやっていこうとすると、小姑とか親戚付き合いとか、恋愛時代に見えないものが見えてくる。しかも、自分でその人を選び取った以上、辛い事があっても泣き言は言いたくない。子供が生まれると自分の自由時間の全てを犠牲にするし、時にはヒステリー起こしてわーわーないてしまったりする。子育て時代は、自分の人生上、こんなに孤独でつらい時期は無いが、ひと段落すると、ああ自分とだんなの愛の結晶だから、宝石のような存在で、愛らしいことこの上なかったりする。赤ちゃん時代の育児の大変さをわかってはいるけれども、それ以上に、また一人欲しくなる……だそう。
ちなみに彼女の新婚時代も相当ユニーク。
だんなとは熱愛の果てに結婚、新婚時代2人で車に生活一式の荷物を乗せ、日本全国を旅したそう。もちろん収入は無いけれども、幸せいっぱい。四国に渡ったとき、子供ができたことを知り、数年間アパートに住む。
あの頃が貧乏だけれども、人生の中で一番輝いていたと友人談。その後、子供が大きくなったので、夫の実家に。
夫は子供がかわいすぎて仕事をやめて主夫になってしまった。さあ、ここからは夫婦の微妙なズレが生まれる。
家の中に主夫と主婦がいたら、うまくいかないもよう。夫は外では荒々しい男性で通っているけれども、家事に関しては神経質なくらい細かくて、だんだん妻に
「こんな事もできないのか」
とか
「主婦失格だ」
とか、暴言を吐くようになる。
あれだけ大好きだった夫からそう言われると、彼女自身も
(そっかー、私ってだめな人なんだ)
と鬱病に。
困ったことにだんなは、機嫌の悪いときはめちゃめちゃ彼女の人格を否定する発言するのに、それ以外のときは、口からクリイムのような甘いささやきをしたりする。夫への憎しみ恐怖折り取られた自尊心で彼女の心はぐちゃぐちゃ。こんなとき、昔の友人があなたはもっときらきらした人のはずだよ、だんなと別れろと一言を。そのときに彼女はハッとしたそう。
たしかに結婚はしないよりはしたほうが良いが、自分にとっては窮屈なだけだった。このままでは自分は押しつぶされてだめになってしまう。離婚しよう!と。
その後、いろいろあって晴れて離婚し、今は息子と共に第二の青春を謳歌しています。
本当は彼女が離婚のとき何を考えたのか、書きたいのだけれども、警察に取り調べうけたり、刺青さんが出たり、
DVだんなから逃げるため、酒の中に一服もった話とか、書くと本一冊のボリュームになるから、ここで彼女の話はおしまい。
破天荒な人生だけれども、彼女は愛や家族に真正面から向き合ったからこそ、幸せになれた。もしも、離婚せずだんなからの言葉の暴力で「自分はだめな女」という気持ちを持ったままだったら、彼女はどうなっていたかな?
きっと、みんなに冷たい皮肉な視線を投げかける人になっていたかもしれない。そして鏡の中の自分への、あんたなんか大嫌い!と毒づき、死ぬまで暗い毎日過ごしていたに違いない。
ときどき昔の価値観もったおじいさんおばあさんに、
「あんたはなんで結婚しないんだい」と聞かれる。
「結婚しないんじゃなくてできなかったんです」なんて答えると、やれ理想が高いとか親の進める縁談けってこの親不孝者だとか、「結婚しない主義の男を選ぶなんて狂っている」とか、非難の雨嵐だったりする。
こういう人って「結婚して一人前になる」とか「結婚は素晴らしい」とかいうけれども、ずっとしゃべらせると
「みんないやいやしてるんだよ。嫌な事から逃げていたら、いつまでたっても成長はないね」
と、言うのね。
ほら!結婚素晴らしいとおしつけ論言ってるけど、結婚はつらいって自分でいってるじゃない。
この手の年寄りって、周りがやるから自分もなんとなく結婚をして……、してみたら毎日が不満だらけで、じゃあ幸福そうなやつをこらしめてやろうって手合いなのね。
とにかく結婚は、するのも自由、しないのも自由。家族の人生背負える覚悟のある人は、どんどんしましょう。けれども、自分の人生の主役は自分自身。結婚することで自分がつぶれちゃうのなら、未婚のままでOK。
くれぐれも、みんなが進めるからなんとなくノリで、という結婚はしないでね。
カテゴリー:結婚・離婚
コラムニスト|立夏先生のプロフィール
中学校で初めてタロットカードに出会う。色彩が綺麗なので何となく独学でマスター、友人などを占う。1997年、タリム占術学校(アカデメイアカレッジの前身)に入学。(1999年、アカデメイア創設に際し移動)。2000年、土日祝日はデパートのブースにて対面鑑定、平日の夜はテレシスネットワーク占い師の部屋にてチャット鑑定。2003年、インド旅行で一人の占星術師より、『お前はプロの占い師に今すぐなれ』と言われる。帰ると、占いの館シャーマンより、ビーナスフォート出演依頼が来る。これをきっかけにプロデビューをする。2005年、占い館バランガン移籍。2009年、サリーのダーキニーオラクルカード自費制作。2010年、NikDouglasが作ったThe tantric dakini Oracleの解説書を自費出版する。2012年、原宿タリム移籍。2012年12月、自分のサロン・アナルカリを設立。
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