占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

いったん恋人同士として結ばれた相手には、たとえ別れたとしても何となく愛着を持ってしまうものです。恋愛関係になると、身も心もさらけ出してお互いに理解し合おうとしますから、かつての交際相手に他の人に対してはない馴染みやすさを抱くのは当然。ましてや、情熱的な大恋愛の末に結ばれたり、一方的にフラれたりした場合、付き合った相手をなかなか忘れられないでしょう。昔の恋人がずっと心に残っていて新しい恋ができないという人も少なくありませんし、そういう場合は素敵な出逢いがあっても、「彼の方が良かった」「あの子はもっと素敵だったのに」とつい比較してしまいます。新しい恋人を作るより、復縁した方がいいと考えがちになるようです。

もちろん、一度お別れした相手とふたたびお付き合いすることが、悪いわけじゃありません。失敗を経るからこそ、うまくいくことだってあり得ます。

けれど、復縁を望む場合、ヨリを戻していいケースとそうじゃないケースがあります。「なぜ復縁を望むのか？」という根拠によっては、元鞘に収まるのをやめた方が良かったり、別れた相手の反応次第で愛が再燃するかどうかが決まったりするのです。



まず第一に、「なぜ元恋人じゃなきゃダメなのか？　別の人と新たな恋ができないのか？」を真剣に考えた時、本当に別れたことを後悔して前向きにやり直そうとする気持ちがあるなら、復縁しても建設的な恋が期待できるでしょう。別れた理由が何であれ、同じ失敗は繰り返さずに済むはずです。

特に、自分に非があったとか、向こうに好きな人ができてフラれてしまった、などという場合、気合いを入れて元恋人をもう一度ふり向かせてみせる！と、強い意志を固めるべきです。オシャレや恋愛観の見直しなど、かつての自分に足りなかった部分を補うための努力は欠かせません。また、そうして自分なりに頑張った上で復縁を望むといいでしょう。きっと良い結果が待ち受けているはずです。

しかし、復縁したい理由が「一人は寂しいから」とか、「新しい出逢いを探すのが面倒くさいから」という場合、たとえ元恋人ともう一度付き合えても、安易に馴れ合うだけになりかねません。前と同じようなケンカを繰り返したり、お互いに対する気遣いがたりなかったりして、結局はまた別れてしまう可能性が高いのです。惰性や妥協から愛を復活させたところで、うまくいかないか、ダラダラと腐れ縁が続くだけでしょう。

それに、寂しいからと復縁を求められた相手も、良い気分はしないはずです。退屈しのぎや気を紛らわすためだけに必要とされるのかと思えば、ガッカリしてしまいます。

すでに一度失敗した恋なのですから、真剣に「今度こそ、うまくやりたい」「気持ちを入れ直して、もう一回頑張りたい」と言ってほしいに決まっています。

そして、別れた理由が相手の不誠実や暴力である場合、復縁はすべきではないと私は思います。悲しく痛い思いを繰り返すより、多少苦労しても新しい出逢いを求めて別の人を好きになった方が賢明ですから。恋愛は幸せになるためにするものなので、どんなに寂しくても、不幸せになるとわかっている相手の元に戻るのは愚かだといえます。誰だって幸福を手に入れられるのです。希望と喜びに満ちた道を模索する前に、安易に慣れ合えるという理由だけで不幸を自ら選択するなんて、本当にもったいない話です。

また、復縁を求めた時に、相手が明らかに何も考えずに申し出を受け入れるとか、再会してすぐさまホテルへ誘ってくる、などという反応を見せるなら、ちょっと警戒した方がいいかもしれません。破局したことを振り返って反省する気がない可能性があります。その場合、相手には自分と真剣にもう一度付き合うつもりはないと判断しても良いでしょう。中途半端な想いからくっついたところで、セフレ状態になるだけといえます。

特に、かつての交際相手に新しい恋人がいるのに積極的に会おうとする場合、相手が何を求めているのかを正しく見極めるべきです。普通は、すでに付き合っている人がいれば、元カレ・元カノとの再会は極力避けるはずですから。「やっぱりキミがいい。別れたことは間違いだった」と真面目に思い直してくれればいいですが、身体目的など邪な魂胆があるかもしれません。

復縁で一番大事なのは、過去の失敗を繰り返さないこと。以前とは違う気持ちで元恋人と向き合う意識があり、真摯な姿勢で復縁を望む人だけが、幸せな愛を再燃できるのだと思います。