占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

「釣った魚に餌はやらない」「釣り逃がした魚は大きい」と、男女関係の諺に魚が例えられることがありますね。

見ていると男性の方が圧倒的に多いとは思っていますが、女性の方の中にも「自分から振った彼とやり直したい」という復縁のご相談に見えられる方がいらっしゃいます。

こういうご相談で、別れた原因が「親の介護」だったり「ご自身の病気」のような、聞いてて気の毒になるような、占いを通して全力で応援したくなるような、復縁できたと後日報告があった時に「神様ありがとう!!」と叫びたくなるほどこちらも嬉しくなるようなお話もありますが、中には「お金のために彼女（彼）とやり直したい」、「別に好きな人ができたから自分から彼（彼女）に別れを告げたが、新しく付き合った人とは上手くいかなかくて、やっぱり元彼・彼女の方が良いから復縁したい」というような、自分勝手とも言える理由で恋人を振って復縁を願う方もいらっしゃいます。

そういう方の場合の多くはわたしが口を出す前に相棒（占いのツール）…というか、相棒につながっているハイアーセルフ、ガイド（守護霊）、守護天使の方がにこやかに復縁のダメ出しや却下命令を出したり、「一見簡単なようでいて、お客様にとっては実行がとても難しいアドバイス」を出して、実質復縁を諦めさせるようなアドバイスをすることが多いですし、元彼・彼女の周囲が復縁に猛反対して思ったように復縁できないし、邪魔されるということもありますね。



身勝手なお客様から振られた時に振られる側が別れを拒否して別れる方との関係に執着することは確かに多いんですが、時間が経つにつれて今までのことを冷静に振り返ることができたころ、友人関係から「愛情から今まで目隠しされていた、聞こうとしたかった別れた彼・彼女の嫌な部分」や「別れた後の振った相手が言っていた元彼・彼女を貶めるような言動」が耳に入ってくることで残っていた愛情が一気に冷えて「あんな奴と復縁は絶対に嫌だ!!」となる方もいらっしゃいます。

こうなってしまったら「占いでどうにかなる」という問題でなくなることが多いですし、占っても状況が変わる…ということもありません。

魔術的なものならば…いや、それでも無理でしょうね。

結局は「自分がやってきたことの結果」なわけですから。

「相手の気持ちを蘇らせる魔法」はあったはずですが、「自分がやってきたことを消し去る魔法」なんて、聞いたことがありませんし。


復縁を願ったとしても、その時には既に相手には素敵な恋人ができていて幸せにしていて、振った方の出る幕が全くなかった…ということもどういうわけか多いです。

そういった場合、別れた相手は振った相手と一緒にいる時よりもどういうわけかより幸せそうにしていることが多いみたいです。男性だったら仕事で認められたり出世していたり、女性だったらきれいになっている…と。そんな話を聞いていると、こういう場合に「釣った魚に餌はやらない」「釣り逃がした魚は大きい」というのは少し違っていて、「振った相手に見合う相手ではなかったので、相応しい相手のところに自分で追いやった」や「釣り逃がした魚を大きく育てたのは、振られたご本人と今のパートナーだったのでは？」と思ったりします。

振った方といつまでも一緒にいても、魚は餌がもらえないから大きくなれないし…。


だとしたら、釣り逃がした魚を釣った人をうらやむよりも、釣った魚に餌をやらなかったことや逃がしてしまった未熟さや落ち度があることを反省して、もう一度その魚を釣ろうとするより、逃がした魚は幸せなままにしておいて、今のあなたに相応しい魚を釣る方が良い時もあるかもしれません。

それでも復縁を希望するなら、もう一度その魚を釣る努力もさることながら、相手を大きく育てるだけの力量＝元恋人に対する思いやりや気遣いを忘れない努力、未熟さを反省する態度が必要なのかもしれませんね。