占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

いつの時代でも恋の悩みは星の数ほど。その中でも特に多い、片思いのお話です。

占い鑑定のご依頼では、恋愛相談がおおよそ8割を占めています。

「彼は私のことをどう思っていますか？」

恋愛のご相談でまずはじめに飛び込んでくるのは、この一言。確かにお相手の気持ちは気になりますね。

「嫌われてます」「脈なしです」という結果を告げられたら、即座に電話を切って他の鑑定士さんに同じ質問を投げかけたくなることでしょう。

だからといって「あなたは愛されています」…信用できない。「付き合いたいと思ってくれています」…そんな気配感じない。自信を持てないあなたはどのような結果でも心が揺れて、結局何も出来ないまま無駄な時間が過ぎていきます。

果たして、この時点で相手の気持ちを知る必要は本当にあるのでしょうか？

・片思いは「自分に都合の良い恋愛」

大好きなあの人に片思いしている時というのは、実はとても独りよがりです。自分の理想フィルターを通してみるあの人は、とても魅力的で欠点など見当たらない完璧な理想の人でいてくれます。ちょっと気になる部分はあれども、それもあの人の可愛いところ。そんなあの人と素敵な恋をしたい…夢はどこまでも膨らんでいきます。

片思いでいるというのは、手に入らないもどかしさ、憧れを見つめているトキメキや、時々あの人が笑いかけてくれる偶然など、ドキドキの要素がいっぱいで飽きさせることを知りません。現実をよく知らないで見つめるだけの恋は、こんなにも自分に都合よく楽しませてくれるものなんですね。

でも現実に付き合うとなると、良くも悪くも相手を知り、自分の気持ちだけではなく相手の気持ちも尊重しなくてはいけません。いきなり現実味を増して来るのです。恋に恋している人に、この現実が耐えられるでしょうか？

片想いから脱却できない理由の一つには、このファンタジー癖があげられます。見つめるだけで満足してしまうのです。

・相手の気持ちより大事なものがある

さらに、なんのアクションも起こせずにただ見ているだけの人というのは、「相手の気持ち」ばかりを気にして何も出来ずにいるもの。こんなことをしたら嫌われるかしら？あんなことを言ったらどう思うかしら？と、相手からどう思われるかだけを気にして、なかなか前に進めないのです。

もちろん相手の気持ちを考えることは大事ですが、考えすぎてしまっては何も出来ません。

ここで考えて欲しいのは、相手の気持ちじゃなくて自分の素直な気持ち。あの人のことをどう思っているか、どうなっていきたいか、今一度直視してみましょう。脈のあるなしは今、関係ありません。ファンタジーではなく、現実としてあの人と付き合うことを想像し、想像を現実にするには何が必要か考えてみて。

今の自分に足りないものや、求めるべき理想の自己像が見えてきませんか？自分を勇気づけるには自信が必要。理想の自分に近づくことで、勇気と自信を手に入れましょう。時には友人を総動員して、彼の素顔をリサーチしてもらうのもいいかもしれません。気持ちは知らなくても、素顔は知っておいて損はないからです。

・怖いのは嫌われることじゃなく「どっちでもない」

相手の気持ちといえば、好きか嫌いかと思いがちです。嫌いと言われたら絶叫モノのショックを受けてしまうところですが、一番怖いのは「どちらでもない」なんですね。好きなら嬉しいし、嫌いなら嫌なところを直していける。どちらにしても希望を持つことができます。しかし、「どっちでもない」というのは由々しき問題。恋愛はおろか、そもそも異性として見られていない、無関心の可能性さえあるのです。

この「どっちでもない」を解消するのは小さなアプローチです。

相手と目があったらさりげなく手を振ってみたり、どこかで会ったらいつでも爽やかに挨拶してみたり、直接ランチに誘ってみたり。小さなアプローチでも何もしないよりずっとマシです。要は、相手の目に触れるところで存在をアピールすることがポイントなんですね。いつもと違うあなたの様子に何かを感じたら、あの人もあなたを気にし始めるでしょう。ホンの少しでも関心を持ってもらえるだけで、恋は進展するのです。

とはいえ、相手の気持ちはやっぱり知りたいもの。だったら、非現実的な方法ではなく、実際に気持ちを聞いてしまいませんか。恋は「振られたら終わり」じゃありません。諦めたら終わりなのです。

魅力を磨き、勇気を身につけ、ありのまま思いを伝えましょう。たとえ良い返答をもらえなくても、頑張るきっかけや愛されるヒントは得られるもの。それが本当の恋のスタートラインになるはずです。

そして、あなただけが持つ「誰にも負けないあの人への愛」に自信を持って向き合いましょう。

片思いが何歩も前進するのを、実感できるはずですよ♪