占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

配偶者がいるのにもかかわらず、他の誰かを愛してしまう。

この心の動き自体は、責められる事ではありません。結婚してようとしてまいと、人として素敵な部分があって、そこに惹かれるというのは当たり前の事です。実際にはさまざまな制約があって行動しないだけで、心だけなら動く事も割とあるでしょう。浮気が当たり前な環境もありますし、一夫多妻制もあります。



動いてしまった心のままに、嘘をついたり裏切ったりして行動してしまうのが問題なのです。(浮気相手に会いに行ってくるから!と家を出てくるわけにもいきませんからね)

多分、占い師に相談にくる方というのは『不倫の彼と結ばれる事はあるのだろうか?』や『愛人を作っている主人は戻ってくるのだろうか?』といった事を悩まれているかと感じます。

まず一つ目の、いわば愛人の立場にある方の悩みなのですが…現実的には割と難しいです。なぜなら彼は、あなたに『恋人(愛人)』の立場を求めているのであって、妻の立場を求めていないのです。なので、あまり離婚→再婚と言った事を望んでいません。もし再婚したとしても、恋人としては良くても妻としての適性がない場合はあなたに失望し、再婚後もうまくいかないケースがほとんどです。
彼と楽しく過ごしていきたいならば、『自分は恋人なのだ』という意識が必要です。恋人だから彼も優しいのです。デートに連れて行ってくれて、プレゼントもくれます。『妻』となると家事も子育ても全て女がやるべし、デート?プレゼント?慰謝料で金がないのに何言ってるの?などとガラッと環境が激変する可能性があります。

身分上では妻となる事には意外な落とし穴が待っているものです。『恋人』である今を、楽しむ事に集中してください。

まれにではあるのですが、本当に夫婦としては破局を迎えて、愛人であるあなたが妻の座につく、というケースもなくはありません。しかしそれは決して愛人の側から迫ったわけでなく、あくまで夫婦間の関係の結末として訪れるものです。無理に別れさせようとかではどうにもなりませんので、そのような事はなさらない方が無難です。

今度は逆に、『愛人を作っている主人は戻ってくるのだろうか?』という悩みですが、もうほとんど家に帰ってこない、というような状態でしたらこれも難しいです。正直あきらめてしまった方が楽だとは思うのですが、まずはご主人を帰宅するようにするところから始めなければなりません。
そうではなくて、家には戻ってくるけども家庭内別居、もしくはよそに愛人がいるようだ…という場合、実はご主人はその状態を一番心地よく感じています。『家庭は妻に任せて子育てもしている、さらに外には恋人までいる』という、ある種の男の夢(あるいは我儘)を体現してしまっているんですね。

そういうご主人には、夢から覚まさせてあげなくてはなりません。
あるいはその夢から覚めないのであれば、家族という現実が消えるという覚悟があるのか、確認しなくてはなりません。

家庭というのは一つのグループです。夫婦も親も子も、みんなが協力し合ってグループを維持する努力の上になりたつものです。『愛人』という存在は、家族には不要のものでなおかつこのグループを脅かす存在である、と。それではどうするのか、愛人と縁を切るのか、それとも家族を止めるのか。

たいがい計算ができたり頭が多少は切れる人間であれば、ここで現実を思い出すでしょう。もしも思い出さない、もしくは家族が不要、という判断をしてしまったのであれば結婚生活は無理です。きっちりと慰謝料と養育費をもらって別れましょう。ご主人は夢を選んでしまったのです。ひどく儚くもろい夢を。

それともう一つ、不倫・浮気という問題で、どの立場であっても共通で守った方がいい、という事柄が一つあります。

それは『仁義を通す』事。

ちょっとやくざっぽい言い回しではあるのですが、不倫や浮気という人の道に反する事ですでにトラブルになっている以上、それ以外の事は真面目すぎるほどに真面目に、決して不義理をしない…というのが非常に重要になってきます。自分の痛い部分をつかれて、本来ならもっと有利に事が運べるはずなのに…と悔しい思いをしかねません。俗説ではあるのですが、妻が不倫をしてせっかく証拠をつかんだのに、怒りのあまりご主人が奥さんをなぐってしまったばかりにDVと取られてしまい、離婚の際に不利になった…という話も聞きます。いくら相手が悪くても、仕返ししてやろう…というのはちょっと踏みとどまってください。仕返しするならば、きちんと法の下で恥ずかしくない方法でやりましょう…(あえてするな、とは言いません)

最後に。男女の関係性は最も近くてもっとも色々な関係性が持てる可能性のあるものと私は考えています。
既存の夫婦像や恋人像と著しくかけ離れても、お互いが納得していればどんな関係性でもいいのです。親子や兄弟ではこうはいきません。常識の枠にとらわれない、お互いにとっても最も心地よい関係性を築く事ができるのならば、お互いがお互いの無二の存在となる事も不可能ではありません。そんな素敵な関係を築けるように祈っております。