占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

▼出会いは必ずあると思え！
出会いがない。まったくない。
小学生の頃はもちろん、中学生になっても高校生になっても、大学生になっても社会人になっても、恋人はおろか、異性の友達さえもいない。
そう嘆くお嬢さんたちがいる。

そんなはずはない。

占い師の私から見れば、陽光が誰にでも平等に降り注ぐがごとく金星という『恋星』のビームも誰のホロスコープにも存在する。

要は気づかないまま通り過ぎてきただけだ。
昨日、あるいは一昨日あたり、ロマンス街道を通ってきたと、彼女たちのホロスコープに ちゃあ～んと出ているのに！

でも、それを“出会いナッシングお嬢さん”に告げると『そんなことないですよ～平日は職場と自宅の往復で、しかも職場は自宅から徒歩３分の距離にあるから、途中寄り道する所もないし、たまの休日は昼までゆっくり寝て、後はポテトチップス食べて、テレビ見て、過ごしてるだけですから～男性になんて、全然出会いません。おまけに職場だって、オバチャンばっかりだし…』
と、つまらなそうに答える。

ところがそのナッシングお嬢さんに引きかえ、“出会いワンサカお嬢さん”は言う。

『出会い？確かに私も職場まで徒歩３分の距離に住んでいますけど、ステキな男性との出会いは たくさんありますよ～♪』と。。

えっ!? ホンマ!?

同じくらいの年齢で同じくらいの容姿でしかも同じくらいの環境で、いったい このふたりの何が違うの～？
と、耳をダンボにしてワンサカお嬢さんに聞いてみる。
そうしたら…なるほど★

何か、わかったような気がするのだ♪

たとえば近所のコンビニ。

ナッシングお嬢さんはいつも着ているスエットに、いつも履いてるサンダルで訪れ、ポテトチップスをレジに持って行く。
『￥158でございます』
ポケットをまさぐって￥200を渡す。
『￥42のお返しでございます。ありがとうございました』
お釣りを受け取ると、無造作にその小銭をポケットに入れ、店を出る。

ところがワンサカお嬢さんはちょっと違う。
まず、スエットにサンダルなんて出で立ちで、コンビニに行かない。
おしゃれ、とまではいかずとも せめてもの格好で訪れる。
もちろんポケットに裸の小銭なんて突っ込まない。
ちゃんとお財布に入れている。

そして、お目当てのポテトチップスを手に取り、レジの店員さんに渡すと、その男性の顔を見る。しっかりと見る。
『まずまずのイケメンやな…年は22、3くらいかな？』
と、さらに胸元の名札を見る。
『佐藤さんって言うんや。大学生のアルバイトかな？声も透るし、仕事もてきぱきこなすし…いい感じやん♪』
心の中でそう思う。
そう思ったら『ありがとうございました』と言われ、ついこちらも『ありがとう』と答えている。やさしい自然な感じで。。

▼宅急便さんもイケメンである…？
その後 自宅に戻ったら宅急便さんがやってきた。
先日 アマゾンで注文した大型の商品である。

ナッシングお嬢さんは食べているポテトチップスを口の中に入れたまま玄関先に立つ。

『森田幸子さんですね？』そう言われて無言でうなずく。
『ここにハンコをお願いします』これにも無言でハンコを押す。
『ありがとうございました』そう言って宅急便さんは立ち去る…

ところがワンサカお嬢さんはそうではない。
『宅急便でーす』の呼びかけに『は～い』と答えて玄関に行く。

見たらアマゾンで注文した大型の商品。
『まぁ～大きいのにごめんなさいね』と言う。
『いえいえ、これくらい。慣れてますんで』
と、思いがけなくかけられた ねぎらいの言葉に 宅急便さんの顔がほころぶ。
その表情を見て、何だかこちらもうれしくなってくる。
何だかまるで、善いことをしたみたいに…

で、受け取り書にハンコを押す。
その横には予め押してある宅急便さんの名前。。
『与那嶺さんていうんですね？珍しいですね～』
ワンサカお嬢さんがそういうと
『僕、沖縄出身なんですよ』
と宅急便さん。
『あら、まぁ♪私、沖縄、大好き！もう、３回も行きましたわ』
と、なぜか自然に会話が盛り上がる。

そうなると、さっきまで大してイケメンでもないはずの宅急便さんが、なぜかイケメンに見えてくるからチョー不思議。。

▼関心を持つか、持たないかで決まる！
要するに、ナッシングお嬢さんとワンサカお嬢さんの違いはここにある。

ナッシングお嬢さんは先のコンビニでもポテトチップスを買ったまではいいが、レジの店員には関心を示さず、無表情のまま代金を払ってきた。

もちろん宅急便さんに対しても同じような振る舞い。
無表情のままにハンコを押して、黙って商品を受け取り、黙って見送る。
当然『ありがとうございました』の言葉にも反応しない。

そんな感じで毎日を暮らしていながら
『出会いがない、つまらない』
と、いつもボヤくのだ。

つまらないのはアンタの方やろー？と、思わずツッコミを入れたくなるが(笑)

つまりは、こんなふうに、出会いなんて日常的にいくらでも転がっているもの。

それに気づくか、気づかないか、それはその人の心掛けしだいなのだ。
『人に関心を持つ』

まず、そこ！
そこから！！ それが出会いの一歩である。

と、いうわけで、ナッシングお嬢さん。

今すぐに、頭の上にアンテナを立てて恋をしよう。
ワンサカお嬢さんのようにピーンとねっ！