占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

好きな人ができたら、まず気になるのは相手の気持ちですよね。
相手が自分のことをどう思っているのか、気になってしまうのが普通だと思います。

すごく距離感のある人を好きになってしまったら、その人が自分の存在を認識してくれているかどうかさえあやしくなります。
知ってもらっていたとしても、両思いである可能性は極めて低いですよね。

でも、片思いって、相手と距離が開いていればいるほど、純粋な気持ちを保てるものなんじゃないかと思います。

なまじ距離が近いと、つい期待してしまったり、彼に近づく女の子たちに嫉妬してしまったり、なんていうことも、きっと出てきてしまうと思うのです。

片思いは、見返りを求めるほどにつらくなります。
彼に振り向いてもらいたくて、女の子はいろんな努力をしますよね。
彼のためにできることがあるなら、どんなことでも頑張れちゃいます。

でも、その努力が彼に届かなかったら？　
彼のためにした行為が、まったく報われなかったら？

切ないけれど、そういうこともよくありますよね。
寂しくて、悲しくなって、なにかで紛らわして、余計みじめな気持ちになったり。
それはやっぱり、彼に見返りを求めてしまっているからなんですね。

完全な片思いでも、幸せな気持ちで毎日を送れる人もいます。
そういう人はきっと、相手になんの期待もせず、ただ自分の「彼が好き！」という気持ちを、大事に温めている人なんですね。

好きな人ができるって、それだけでもすごいことです。
つまらなかった日常が、急に輝いて見えてきます。
仕事だってやる気が出てくるし、お洒落にだって興味が出てきます。

好きな人の存在は、前向きに生きる力を与えてくれます。
そんな気持ちにさせてくれた彼に、まずは感謝ですよね。



存在自体に、感謝です。
生まれてきてくれてありがとう。わたしと出会ってくれてありがとう。そこがまずは原点です。

その気持ちをキープできたら、片思いだって全然つらくなくなります。

相手のためになにかできることがあれば、見返りなんかなくたって、させてもらえるだけで幸せな気持ちになります。
やってあげたことが彼に届かなくても、まったく気にならなくなるでしょう。

誰にでも、運命の相手はいます。
でも、運命の相手以外の人を熱烈に好きになってしまうこともあります。
占ってみてもそれほど縁は強くないし、相性もそれほどよくはないのに、どうしても惹かれてしまう。
振られても振られても、何年も諦めきれずに相手を追いかけてしまう。そういうことだってあります。

それは、自分の火星や金星、リリスなどが惹きつけられるポイントに、相手の天体や感受点が位置していた、という占星術的な事情もあるかもしれません。
そういう相手に出会ってしまったら、交際や結婚をする縁じゃなくても、強烈に惹かれてしまうことだってありえます。
でも、縁が薄かった場合、その人と会わなくなってしばらく経つと、自然に忘れられていきます。
それは、べつにその人じゃなくても良かったからです。

でも、その人がずっと身近でうろうろしていたら？

やはり気になってしまって、なかなか諦めきれなくなってしまいますよね。
同じ学校だったり、会社だったりすれば、どうしたって目に飛び込んできます。
そうすると、自分の中の金星なんかが反応して、「好き！」って気持ちが湧いてきてしまいます。

ただ、そういう相手とは、たとえつきあえたとしても、長くは続かないのです。

もし、今すごく好きでも、将来この人と結婚する図はなぜかまったく浮かばない、というような場合には、無理に忘れる必要はないけれど、あまりその人には執心せず、なるべく恋愛以外のことに目を向けるようにした方がいいかもしれません。

わたしの友達で、ひとりの人にかれこれ１０年近く片思いしている子がいます。

彼女とその片思いの彼との相性や縁を占ってみても、彼が彼女の好みに当てはまっている、というだけで、それほど注目すべき関係性は見えてこないんですね。
それなのに、彼女は彼のことを、１０年も忘れられずにいます。
彼が結婚してしまってからも、ずっと思いつづけています。

彼女のホロスコープを見てみると、どうにもならない相手に恋をしてしまう暗示がでていました。
手に入らない人や、既婚者と仲良くなりやすく、そういう相手に恋愛感情を抱いてしまいやすい天体配置を持っていたのです。
そしてそのことを、自分のアイデンティティとしてしまいがちなホロスコープでした。

彼女は、一生結婚しないで、彼を思いつづける、と言います。
「本当にそれでいいの？　後悔しない？」と聞いても、「後悔しない」ときっぱり言い切るんですね。

結婚を諦めるには、まだまだ若すぎるくらいの彼女です。
なんだかもったいない気はするけれど、そう言い切れる相手に巡り合えた彼女は、実はとっても幸せなのかもしれません。