占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

男性と女性では、恋の仕方が異なります。そもそもの考え方や異性に求めるものが、根本的に違うのです。
そのため、片想いをしていて好きな相手を振り向かせようとしても、「自分はこんなことをされると嬉しいから、あの人にもしてあげよう」という発想は正しくありません。親切のつもりがお節介と受け止められたり、アプローチとしてしたことが誤解を招いたりする可能性があります。

また、恋愛に対して積極的になるのは素晴らしいのですが、それは恋心を前面に押し出してガツガツと攻めるという意味ではないのです。まだ両想いになれていない状態で「好き！」と言われても、相手は困惑するか、引いてしまうかのどちらかでしょう。恋愛感情の示し方や距離の縮め方を間違えれば、進展できる関係も停滞してしまうのです。
では、方向性ややり方を見誤らずに片想いを成就させるにはどうすればいいのか？ 具体的に考えてみましょう。



① 相手のリアルを知り、相手の目線で物事を考える
好きな人の気を引こうとする時、「自分がどう思うか？ どうしたいか？」は不必要な考えです。大事なのは、「相手がどう感じるか？ どうしたいか？」。
たとえば、好きな人により高い好感を与えるのは、自分が好むファッションではなく、相手が好むファッションだということです。また、ちょっとしたプレゼントを贈ろうとする場合も、自分がもらってうれしい品ではなく、相手の趣味や好みに沿ったものを選ぶべきでしょう。

そして、何をするにしても、第一に「好きな人を詳しく知ること」が欠かせません。どんな仕事をしていて、どういった友人がいて、趣味は何で休日はどう過ごしているのか？ 可能な限り多くの情報を集めて、リアルな人物像を浮かび上がらせるようにしましょう。

また、この時に注意してほしいのは、自分に都合の良い理想像を勝手に作り上げないこと。片想いをしていれば、恋心を抱くがゆえに目は曇りがちになるものですが、相手を必要以上に高く見積もらないよう気を付けてください。何もかも素晴らしい！ と絶賛しすぎると、短所すら良く見えてきたり、晴れてお付き合いできるようになってから「こんなはずじゃなかった」とガッカリしたりするはずです。
自分の独りよがりな見解だけに頼らず、好きな人の友達から話を聞くなどして、できるだけ「素の姿」を把握するようにしましょう。

② 自分の恋心を知られてはいけない
好きだからといって、いきなり告白しても、交際がすんなり実現する可能性は非常に低いです。自分のこととして置き換えて考えると、よく知りもしない異性からの告白が、なかなか厄介だということがわかるはず。愛をゴリ押しされたところで、「どうしよう。自分は好きじゃないのに」と、困ってしまいますよね。

特に男性は、好きと思っていない女性から想いを寄せられると、恋の可能性を模索するまでもなく引いてしまったり、極端に上から目線になったりする傾向があるようです。片想いを早く成就させたいと思うなら、自らの気持ちを打ち明けるタイミングは探るべきでしょう。関係性が親密になってもいないのに恋心を知られるのは、かなり不利だといえます。

そのため、片想いを誰かに相談したいと思った時、好きな人と近すぎる人物を頼るのは、ちょっと危険かもしれません。その人がどんなに口が堅く、信用できるにせよ、絶対にバレないとは限らないので。好きな人と繋がりを持つ人には、片想いをしているということを話さないのが賢明です。

③ まずは「友達」から
好きな人と早くお付き合いしたいと思うかもしれませんが、いきなり恋人の座を狙うのは、私は個人的にあまりお勧めしません。まずは、何でも遠慮なく話せる友達になることを目指した方が良いと思っています。相手が自分を何とも思っていないとハッキリ自覚できる片想いの場合は特に、ジワジワとゆっくり進展を望むのが、安全かつ成就率も高いでしょう。

そして、良い友人関係が築かれるまでは、具体的な恋の策は練らなくても大丈夫。なぜなら、「こんな風に恋を進めよう」と考えたところで、その通りになるとは限らないからです。好きな人とどんな信頼を結ぶか、どんな風に親しくなれるかによって、アプローチ法も変わってきます。

つまり、積極的にまず頑張るべきは、好きな人にとって自分がいかに居心地良い存在になるか、なのです。自分の恋心を相手に受け入れてもらうことではありません。恋人関係を最後の目的にしながらも、実際に示す言動はさりげなく爽やかな好意であるべきです。
色気と駆け引きで勝負をかけるのは、好きな人の懐に入り込んでから。それまでは焦らず、「急がば回れ」というように、遠回りに感じても一歩ずつ距離を縮めていくようにしましょう。