占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

貴方に逢って孤独を知った
だから失って今更ながらまた
貴方を識(し)った言葉が宙に舞って枯れたとき
やっと私は気付いた
本当にひとり

～化粧直し～

コラムも残すところあと2回です！
今回のテーマは、『不倫・浮気』です。

他の占いの先生方も仰っていらっしゃいますが、不倫や浮気のご相談は、とても多いです。占いをしていても、ちゃんとカードには不倫・浮気と出てきます。ただ、お客様の方から話して下さるまで私からはあえて何も言わないようにしているので、カードに不倫と出ていても黙っている場合もありますけどね。

今回のテーマは、私にとってちょっと重いですね・・・。
なぜなら私の親友が、実際に不倫を経験して心身ともにボロボロになった様子を身近で見ていたから。

今回、親友の許可をもらったので、少しでもこのコラムの読者の方々の参考になればいいなと思い、不倫・浮気のテーマとして掲載させて頂くことにしました。

※はじめに断っておきますが、彼女は自分自身にも責任があることは重々承知しております。



彼女(仮にAとでもしておきます)は某企業で働いていました。勤続10年以上のベテラン社員で、とてもよく働くので、上司や同僚からの評価も高かったそうです。

ある時、会社の行事がきっかけで、Aは同じ会社の男性先輩社員からいろんなお誘いやアプローチを受けるようになったそう。
もちろん、その先輩社員に妻子がいることは知っていたので、Aは全てのお誘いを断っていたそうですが、相手もかなり粘ったようで・・・Aはとうとう断りきれずに先輩社員と関係を持ってしまい、そのままずるずるとお付き合いが始まりました。

毎日会社で顔を合せるので、Aがその先輩と個人的に会うのは2週間に1回位だったそうですが、半年後、妻が彼の携帯電話チェックしたことがきっかけで2人の交際が発覚。

真夜中にAの携帯電話に妻から連絡があり、翌日Aは妻の自宅に呼び出されたそうです。真冬の冷たい玄関に土下座させられて何度も謝罪した上に、数時間、妻に罵倒され続けたそうです。
まぁ、これはAにも責任があることなので、仕方ないと彼女自身も言っていましたが。

しかし、それからが大変で。
Aは妻から200万円の慰謝料を請求されました。さらに妻はAと先輩社員が勤める会社に電話し、2人の不倫関係を告発したそうです。

ところで、突然ですが・・・
❇︎その男に1回10万円の価値はありますか？

Aが先輩社員と交際していた期間は約半年です。
2週間に1回のデートだったと考え、まぁ多く見積もって半年間の間に20回として、単純に計算しても請求された慰謝料に換算すると1回のデートが10万円ですよね。
たとえデート中、どんなに優しい言葉をかけてくれて、美味しい食事をご馳走してくれて、ベッドで愛してくれても・・・ですよ！？果たして、リスクを犯してまで付き合って、1回10万円の価値のある男でしょうか？
よくよく考えてみて下さいね。

・・・と、話は逸れましたが。

Aの話に戻ります。
さらに、会社にまで連絡が入ってしまったAは上司や役員にまで呼び出されて、事情を聞かれます。そして、Aは上司に、「会社の意向に沿う意思があるなら、退職届を書いてきて。」と言われたそうです。
しかも、相手の男は何の処分やお咎めもなしですよ！！

私はこの話を聞いた時、怒り心頭で信じられない！と思いましたが・・・これが現実なんですよね。
社内で問題が起きると、必ずと言っていいほど女性が不利な立場になります。
悲しい思いをしたり、社会的に守ってもらえないのは女性の方なんですよ。

・・・本当に理不尽だけど。

Aはバカで不器用で正直過ぎる女性です。しかし、彼女は負けませんでした。

まずは、妻からの慰謝料請求に対する回答書を作成しました。
そして、社内のセクハラ規定に則り、相手の男性社員を賞罰にかけるための申立ての手続きをしたそうです。
(しかし、結局Aは途中でこの申立てを取り下げたそうです。こんなことをしても、自分自身が後々後悔すると思ったそう。)

結局、Aは自分の退職と交換条件で、妻から慰謝料は取り下げてもらいました。

そして、交際発覚から約2ヶ月後、Aは長年勤めた会社を退職しました。
相手の男性は何事もなかったかのように今もその会社で働いているそうです。

これが、現実ですよ。
不倫関係が発覚した場合、だいたいの男性は家庭に戻ります。どんなに好きだと囁いてくれていた相手でも、いざとなれば家庭を守ります。
不倫相手のことなんて、助けてくれませんよ。

私は個人的に、精神的、金銭的、さらには社会的なリスクを背負って覚悟して不倫関係になるのなら、反対はしません。
ただし、不倫によって失うものも想像以上に大きいですよ。

Aも、
「いろんなものを、失っちゃったよ・・・」と言っていました。もちろん、自業自得な部分もたくさんありますが。

ただし、彼女は退職という社会的制裁を自ら被り、さらに、退職する日まで1日も会社を休みませんでした。
眠れない、何も食べられない状況で会社に行き、仕事中に何度も極度のストレスで過呼吸になり、そのたびに病院で精神安定剤を点滴してもらって退職する日まで仕事を続けていました。
それはもちろん、彼女自身の強さもありますが、周りで支えてくれた友人たちの存在も大きかったそうですよ。

もう一度言いますが、不倫は大変にリスクが大きいです。
リスクを覚悟で大人同士、割り切ったお付き合いができるなら、それはもう自己責任なので反対はしませんが、いざとなった時に傷付くのは女性の方です。例え、男性の方に多く責任がある場合でも。
相手の男性は、自分が思ってる以上に何もしてくれないですよ。
そのことを、どうか心に留めておいて下さい。


最後に・・・その後のAですが。
Aは、運良く再就職が決まり、慣れない仕事に四苦八苦しながらも毎日頑張っているそうです。
幸い、新しい職場で気の合う同僚にも出逢えたらしく、楽しいみたいですよ。

人生は長い。そして、ピンチはチャンス！なのかも。
Aも、これからいくらでもやり直せるし、もっともっと素敵な男性と出逢って、必ず幸せになってもらいたいです。

ゆるコラムなんて言ってるくせに、今回は全然ゆるくないですよね（笑）

次回のコラムが最終回になります。
お楽しみに♡