占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

恋愛や結婚、人生を共に歩むパートナーは、いつのまにかあなたの傍らにいた、という人もいれば、運命的なものを感じる出会いとして記憶にはっきり刻まれている人もいるでしょう。

今、恋人と呼べる人がおらず寂しいと感じている方の中には、「良い出会いがなかなかなくって」と嘆いている方も多くいるかもしれません。

そこで考えてみてください。「良い出会い」ってどんなものなのかを。理想的な自分のタイプの男性になかなか出会うことができないと感じている方は、少し視点を変えてみると、自分の周りには出会いが実にたくさんあることに気づきます。
そして、「良い出会い」は特別なものではなく、ごく普通の出会いだったりまたは初対面の印象があまり良くない相手だったり、日頃のお付き合い自体がとげとげしいと感じる相手との間にも成立しているものだということを認識できるでしょう。

人と人が出会うとき、身構えて出会うばかりではありません。でも、お見合いや、就職して新しい会社に初出勤、などという場合は「今日は新しい出会いがあるんだ」と認識していてある程度緊張していますね。出会いがあることが分かっている分、自分の印象を良くしなくてはとかいろいろと気を使って出会う前から肩に力が入り、ついでに心にも力が入り、しなくて良い緊張で包まれた状態で相手に向き合ってしまうことになってしまいます。

そんなあなたを緊張しているな、真面目で誠実そうな人だなと、あなたのその時の様子だけを見てプラスの評価で見る人もいれば、自分と会ってリラックスしづらいのかな、自分が余計に緊張を与えてしまっているのかなと、自分の態度に何か問題があるのではと捉えて一歩引き気味になってしまう人もいるのです。自分の持つ何かが相手を緊張させてしまうのだと「悪いことしちゃったかな」というような気持ち、言い換えれば「彼女とはあまり関わらない方が彼女を緊張させずに済むしお互いが気を使うこともないかも」という気持ちになってしまう可能性があるということなのです。

これは、とても勿体ないことなのです。
あなたが素直に振舞った結果、緊張して態度に出てしまっただけなのに、相手はあなたに悪い印象を持つのではなく、対峙する自分の態度に非がありあなたを委縮させてしまったのではないかという解釈をする可能性があるということなのです。

そして、そのような解釈をするような相手は、自覚はなくとも初対面のあなたに「良い印象」もっと言えば「特別な印象」を持ったがためにそのような受け取り方をし、あなたとの出会いを心に刻んだともいえるのです。
ただ、お互いがお互いをこのように意識した出会いであっても、片方が「自分と会うと相手に迷惑かもしれない」と思って引いてしまうとその出会いはそこで先に進みようがなくなってしまいます。
迷惑かもしれないと思って自分の意思で一歩引いてしまった相手を前に押しやるには、違う種類の図々しさが必要になってきますが、初対面で委縮してしまうようなタイプの人は、図々しさが少し足りないことが多く、せっかくの良い出会いをいくつもいくつも見過ごしてきてしまっていることが実に多いのです。

これは、その出会いに必然性がないから見過ごされたなどということではなく、自分に対する自信のなさであったり、勘違いであったり早とちりであったり「堂々と振舞えなくて恥ずかしい」という気持ちなどが「新しく知り合ったあの人ともっとよく知り合いたい」という欲求よりも勝ってしまうことが原因です。そこで止まってしまわずに上手に活かして良い人間関係を育むためには、出会いの時に自然に惹かれあって話が弾んでとんとん拍子に関係が進んでゆくような展開にならなかったとしても諦めたりその出会いを目に留めなかったりするのは自分にとっても相手にとっても大きな損失なのかもしれないと、大げさなくらいに自覚することがまず第一歩なのです。

「良い感触がなかった」イコールその出会いは良い出会いではなかった、ということではないのです。それどころか、ものすごく良い出会いだったのかもしれないと、認識していていただきたいのです。相手のリアクションが明るくポジティブなものだと感じられない場合は、ついつい消極的になって「もういいや」と思ってしまうものですが、こと出会いに関しては、「最初はそんなもの」だと思い、深刻にとらえず次に会う時に引きずらず、また次の機会を放棄したりせずにできるだけ二回、三回と会ってみることが大切になってくるのです。

良い出会いとはお互いに話も弾み、似たものを感じて解りやすく惹かれあうパターンだとは限らないのです。そして、解りやすいパターン以外の出会いは、諦めのような感情とともに育つことなく見過ごされていることが実に多いのです。

出会いがない、あったとしても「良い出会いが・・」と悩んでいる方は、身の回りのすべての出会いについて自分の印象を書き出して、相手の気持ちや印象を自分なりに想像して言葉にして残すという作業をしてみていただきたいのです。
そうすれば、その時点ではあなたの主観が大きく入った相手の気持ちにしか過ぎないものの中に、自分を変えるヒント、その出会いをどう活かすか、活かしたいのかそのまま放置したいのかの判別がある程度つくようになってくるはずです。