占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

早いものでもう３回目のご挨拶となりました。これも偏に皆様のおかげでます。改めまして、ありがとうございます。

さて、今回のテーマですが、近年は結婚も早いですが離婚も早いですね。一時期は成田離婚なんて言葉もありました。私が思うに新婚旅行の行き先（方角）が良くなかったのでしょう。旅行先が新婚の二人には凶方位になっていたのかもしれません。方位の効果は様々ですが、吉方位は一週間以上滞在しないと恩恵を受けないのに対し、凶方は残念な事に一日でも効果が出てしまいます。その効果が続いてしまうのは一日の滞在で６０日分と言いますから、スピード離婚してもおかしくないわけですね。また、パワースポットを一日で何箇所も巡るという人がいますが、あまり良くありません。よく調べないで何箇所も巡ったりしたら返って運が悪くなることもあります。パワースポット巡りは恋で例えるなら二股三股と同じです。恋も信仰も「一途な人」が恩恵を受けるのです。

先日病院の待合室で居合わせたご年配の方がこんな話をしていました。「今の若い人は自分で選んだ人と結婚するくせに、すぐに別れてしまうねぇ。親も親でね、離婚して戻ってきた娘を歓迎する親までいるんだって。私たちの時代とは全く違うのねぇ。」と。
確かにご年配の方たちからしてみれば理解しがたい事なのかもしれません。なぜなら、ほんの一昔前まで結婚とは当人同士の問題ではなく両家の問題でした。お嫁に行くということは新しい家の人間になるという事ですから、自身の両親や兄弟とは滅多に会えません。「嫁」とは一番立場の弱いものでした。家事は全て手作業でしたし、農家や商店に嫁げば問答無用で家業も手伝わなくてはなりません。それに比べて、現代はどうでしょう。ご飯を炊くのもお風呂を沸かすのもスイッチ１つ。掃除機だって洗濯機だってあります。長男に嫁いだところで両親との同居が絶対ではありませんし、農家や商店に嫁いだからと言って家業を手伝わなければならない時代でもありません。小さな子供がいても、実家のご両親に子供を預けて、仕事を続けたり趣味を楽しんだりする人も多いのではないでしょうか。

離婚にしても同じです。一昔前までは「離婚したい」なんて口にも出せない時代でした。もちろん実家になんて帰れません。下手をしたら勘当です。旦那様やご両親は親戚や世間に後ろ指を指され、子供はいじめられたでしょう。法では裁かれませんが重大犯罪人のようなレッテルを貼られてしまう時代です。意を決し子供を抱えて離婚したところで、現代のような補助や制度も、満足に働く場所すら女性には無い時代だったのです。
今の子供たちの６人に１人は「困窮児童」だという報道がありました。簡単に言うと母親の稼ぎだけで生計が成り立たず、色々な補助や制度から出るお金で生活している子供のことを言うそうです。しかし、実際はどうでしょう。寝る間も惜しんで働く母、そんな母を支える為に子供は学校に隠れて新聞配達をする。塾やお稽古にはいけず、携帯や流行のゲーム機も持ってない…困窮とは、そういう事を言うのではないのでしょうか。



皆さんは今の世の中しか知らず、今の常識しか知らないから簡単に自分を「不幸だ」と感じてしまうのです。不幸と感じるよりも感謝の気持ちを心がけましょう。住む家があって、ご飯が食べられて、お風呂に入れて、お布団で眠れる。当たり前のように思えますがとても幸せなことです。世の中にはそれすら満足できない人がたくさんいることを忘れてはいけません。また、離婚の一番の被害者は子供です。どうしても離婚したいなら子供が納得して許可が下りてからにしなさい。子供だから、理解できないからなんて決めつけてはいけません。子供は案外全てを理解しているものです。

結婚相手を決める時に後悔しない方法の一つは「この人と結婚した事で、自分の一生を棒に振る事になったとしても構わない」という決意と覚悟を持つ事だと思います。相手から若さと財産を差し引いても「一緒にいたい」と思えたなら結婚すればいいのです。
「カカア天下」という言葉の由来は諸説ありますが、群馬県の言葉で「うちのカカア（嫁）は働き者で気が利く天下一のカカアだ」という褒め言葉からきていると言われています。皆さんも素敵なカカア天下になってください。

野暮な話ですが、離婚を減らすためには離婚式というものを義務化すると良いかもしれません。親族や会社の人や友人を集めて神様に嘘をついたことを懺悔してご祝儀を返却させるのです。そんなみっともないことをする位ならと離婚も少なくなるかもしれませんね（笑）