占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

鑑定のお仕事をしていると、片想いの恋のお悩みも多い相談です。

相談内容もさまざまで、遠くで見ているだけの状態を何年も続けていたり、友達だったけれど恋愛感情が芽生えたり、また自分の通っているジムのインストラクターや心療内科の先生などに恋をしている方々もいらっしゃいます。

私が考える恋愛は、片想いが原則だとも思います。

相手のことを考えると心は暖かくなり、相手の幸せを願う気持ちが芽生えることこそ恋愛には必要だと思うからです。

しかし、現在の片想い中の方々の行動を見ると、愛情の押しつけとも言える行動をしていることが多々あります。++

自分を見てほしいという気持ちから、アピールすることばかりに心が偏るようです。

好きな人に愛してもらいたいと願う気持ちはわかりますし、アピールはもちろん必要だとも思います。

しかし、度を越えたアピールの方法は却って相手の腰を引かせる結果になります。

たとえば、付き合ってもいないのに毎日手作りのお弁当を届けたり、毎日メールを送り続けたり、周りに仲の良さを過剰に言い過ぎたり、相談者の行動を見ると自分の気持ちしか見ていない場合が多々あります。

お弁当を毎日作り続けるのはやめなさい。アピールは別の方法でしなさい。と何度言っても止めようとはせずにそれをし続けます。

そのうちに振り向いてくれない鬱憤がたまり、相手に対して怒り出す人もいます。

自分の勝手な解釈と間違った方法で相手に押し付ける愛情表現をしておきながら、怒りを湧かせることは、本末転倒ですね。

気持ちはわかりますが、『正しく相手を愛することさえできれば自分も愛される』と思い込んでいる恋の病かもしれません。

結果が出ないとどうして良いのか行き詰まります。

相手に愛してもらいたい気持ちはわかりますが、片想いとは少しずつ相手を知っていく過程で、そんな素敵な彼を好きになったこと自体素敵なことなのです。

彼を好きになったことが誇りに思えるようなら片想いも良い方向に行きやすいと思います。

そして相手の気持ちにばかり偏ると、自分の本当の気持ちよりも感情が先立ちます。

これだけやっているのに・・・これだけやったのだから・・・

これだけしているのだから愛を下さいという見返りを求めている心の表れでもあります。

見返りとは、後からついてくるものですね。

これだけしているのだから愛を下さいという心は、愛される自分の姿に酔いたい心の表れでもありますし、彼を本当に好きというよりも自分を好きとも言えます。

この場合、好きになったつもりになっているだけで自己陶酔とも言えるのではないでしょうか。



自分のしていることの評価を相手に委ねると必ず苦しみは発生します。

自分の尽くしたい心は純粋なはずなのに、やった分の見返りを求める心は、感謝してほしくて頑張っている人にも見えるのです。

感謝してほしくて頑張る人ほど感謝はされません。

感謝とは純粋なものについてくる相手の思いであって、不純とは言いませんが見返りを求めている心が見え隠れすると相手も躊躇するのではないでしょうか。

好きな気持ちとは誰に何と言われても覆ることのない真実です。

例えば振られたとしても、嫌いになるようではその程度とも言えます。

努力は尊いものでもあります。

しかし、これだけしているのだから・・・という見返りを期待した努力は本当の努力とは違ってくるのではないでしょうか。

人は無私の愛に心を奪われるものです。

見返りを期待してしまう気持ちはわかりますが、自分の心の中での間違った努力の矛盾は結果に繋がります。

振られたならば、どうして振られたのか原因をしっかり把握することです。

好きな人に恋人や奥さんがいる場合もあるかもしれませんし、恋愛に至る環境ではないのかもしれません。

原因を知って、自分はどうしたいのかをじっくりと考え、それでもお付き合いをしたいのならこれまでの間違った方法を正していくことです。

相手を好きという真実を味方につけると怖いものはありません。

自分に自身が持てるのです。

自分の判断や決断に自身が持てるのです。

自分の気持ちと向き合うことは大切なことですし、自己分析も必要です。

これだけしているのだから・・・という気持ちと、ダメかもしれないという気持ちは相手のことよりも自分の身を守ろうとしている状態です。

まずはそこから見直すことです。