占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

＜結婚・離婚＞
ナマステ。
「結婚」というものは、そもそも長く続けることが前提ですね。
どんな国や宗教においても、「結婚＝永遠」というのが定義のようです。

インドでは、「カール・チャクラ」という言葉があります。
「カール・チャクラ」とは、この地球上の自然のサイクルを表す言葉です。
例えば・・

雨が降る川や海となるその水が蒸発してまた雨になる
というのもそうですし、人間でいうと、

生まれる 大人になる 結婚をする 子供をつくる また大人になって
結婚し、子供をつくる
・・という感じです。

「カール・チャクラ」とは言い換えると、この宇宙のどんな物でも変化しないものはなく、
「生まれては終わる」を繰り返すのが自然なことだと教えてくれる言葉なのです。



ところで、世界中には様々な結婚式がありますね。
結婚に行きつくまでのエピソードも十人十色です。
ちなみにインドのヒンズー教では１６種類もの結婚があります。
どの国の人にとっても、一般的には「結婚」というものは本人やその家族にとって
とても喜ばしいことですね。

＜なぜ人は結婚しないといけないのか？＞
それでは、なぜ人は結婚しないといけないのでしょうか？
もちろん、結婚しないと決めている人もいるのでしょうが、インド占星術師として、多くのインドの哲学書を学んできた私の意見をお聞きくださいね。

そもそも、結婚の歴史というのは今に始まったことではなく、太古の昔からあります。

インドの哲学書「ダルマ・サーストラ」には、人間が幸せに生きるための方法がたくさん書かれていますが、私達大人が健康に幸せに一生を終えるために、
１）健康的な食事をとる
２）子孫を残すための性行為
が必須だと書かれています。
これは科学的にも証明されています。

健康な生活を送るために、１）は当たり前の事のようですが、
そこには食前に手を洗い、終わったらまた手を洗い歯を磨く・・というマナーまで事細かく書かれています。

同じように２）の、性行為についてもマナーやタブーが示されています。
興味深いのは、特に女性において、「たくさんの相手と性行為をすることは心身の健康を害する」とあり、時にはその後生まれた子供にも悪影響を及ぼすことがある、と注意を促しています。

日本の若い方たちには少し古風に感じられるかもしれませんね。

でもやはり「結婚」は一人の人と愛情に満ちた関係を築き、良い子孫を残すという、自然のサイクルを守るためのもの（カール・チャクラ）と私はシンプルに考えています。

＜結婚と離婚＞
では、その大切な「結婚」に行きつくきっかけとなるのは・・
１）お見合い
２）恋愛
３）ブラインドデート（友人の紹介で会ってみる）etc..

などですね。
ちなみに、２）は恋愛となっていますが、１）と３）においても結局のところ
「愛」が最も大切な要素です。

どんな状況で出会ったとしても、お互いに愛し合うことができれば、本人も家族にとっても最高にハッピーですよね。

逆に、カップルの間に「真実の愛」がなければ結婚をしても離婚までの道はそう遠くはないでしょう。（仮面夫婦、という場合もありますが・・）

ただ、一般的に「離婚」というと、「結婚＝幸せ」の逆のイメージがありますが、本人にとっては幸せな離婚もあります。

スピリチュアルな見方をすると、離婚という経験をとおしてたくさんの事を学び「本当に人を愛するということ」を知り、その後の人生を心豊かに過ごせる人もいます。
ただ、前の結婚から何も学ばず、また結婚をした場合には同じことを繰り返すかもしれません。

では、結婚において欠かせない要素である、
「本当に人を愛するということ」
とはどういうことでしょうか？

それは、いつもお互いに「相手の幸せを考えている」ということです。

結婚をしたい人たちの中には、自分にとってのメリット（収入や肩書など）
をたくさん持っている相手を選ぼうとする人がいます。
気持ちはわかりますが、そういったことは結婚後に状況が変わることも多く、
あまり意味がないのです。

それよりも、お互いに「相手を幸せにしたい、心から愛している」と常に思って
いれば、それだけでもうその結婚は成功していると言えるでしょう。

先述したように、離婚をすることが必ずしも悪い事ではありませんが、
結婚生活が幸せに続くことを望まない人はいないと思います。

結婚がただの「紙」（婚姻届のことです！ちなみにインドにはありません。）にならないように、
「相手にとっての幸せ」をいつも考えている夫婦になってほしいと思います。

私の国、インドでは、離婚率が５％と、かなり低いのですが、日本では年々高くなっていると聞きます。

日本の皆様が幸せな結婚を生涯続けることができますよう、心からお祈りしています。