占い師が教える幸せになる恋愛論｜不倫／浮気／復縁の悩み解消コラム

どういう理由で別れたにせよ、復縁をしたいと望まれる声は多いです。
しかし、なぜ別れたのか分析を疎かにして気持ちだけが前のめりになっている方を鑑定中にお見受けします。
今日は、＜復縁・縁切り＞の中から、自己分析の大切さについてお話をします。



◆復縁について
復縁と一括りしても、大きく分けて「復縁するべくして用意された縁」と、「復縁させてはいけない縁」の２つが存在しているようです。

①お互いを高めあうように用意された縁
当事者同士が距離を開けても、お互いに成長してからではないと再会することができないケース。
現世に生まれる前から使命を帯びていることもあり、二人が添い遂げるには各々のやるべきことと向き合い、それなりの困難を乗り超えないとなりません。

②お互いを成長させる期限が満了を迎えた縁
二人で一緒に成長する勉強が終わったので、次のステップへと促される卒業する縁のケース。
善くも悪くも、個人を包むエネルギーの波長、波動が合っていないため、もう会う必要がないために別れを選んだ状態です。

①は、相談者様の１０組中１組いるかいないかの稀なケースです。
復縁で最も多いご相談が、②のお互いの成長をさせる期限が満了を迎えた縁についてです。
鑑定中、成長を約束される次の縁へ歩まれることをお勧めしても、やはり思い入れがあるために、どうしてもお付き合いしたいと望まれる声が後を絶ちません。

卒業した縁を無理に再び結ぼうとすると、次に現れる新しい縁を否定することになるため、どこかで帳尻合わせをするべく歪が生まれるため、以前と同じような結果になるか、さらにショックな問題が起こり困難な関係になって終わることもあります。

「本当に再び心から愛したいと思える好き」なのか、
「傷つけられた自分の存在を知らしめたいための執着での好き」なのか、
これらを冷静に見極める必要があります。

なぜ、見極める必要があるのかを説明する前に、ここで質問です。

①別れることになったのか理由を考えたことはありますか？

②相手が出しているNGを冷静に分析した結果、具体的にどこが原因だったと思いますか？

この質問に、明確に答えられたでしょうか。

復縁を希望される方の中には、この二点が明確に分析出来ていないために、今の自分の状況が受け入れられず過去の記憶にしがみつき、知らずの間に「相手のことを思っている自分」に執着して自ら意識を狭めている方が多い傾向があります。

◆執着するとは、一体なにか
無意識下に根付く、何かにこうあればよいと疑ってやまない気持ちであり、根柢に存在する自分が逃れたいと思っている心の傷が、偏った価値観を作り出します。
過去に自分を認めて貰えない悲しみや不安から居ても立っても居られず、周囲にも同じだけの熱量を強く求める傾向があり、これらは、ストレスでバランスを失っているときに強く出てしまいます。

時に、現実の直視を避けるために

①「束縛してふられた」→「自分を理解してくれない相手が悪い」などの他人に対する強い非難する

②「離婚したい」→「子供がいるのに離婚するなんて！」などの逆の理論に執着する

上記のやり方で、自ら気持ちの出口を抑えつけてしまうこともあります。
このように、執着をしすぎると気持ちの余裕がなくなるため、自分から幸せになる可能性を低くしてしまい、求めているものも得られない結果になってしまいます。

◆なぜ、執着すると別れた時の原因と理由を忘れてしまうのか
人は一度ふられると、自分のすべてを否定されてしまったような気分になり勝手に自己否定するほか、覚えていると辛すぎるのでショックそのものを記憶から外し逃れようとします。

本当は、その時の状況の中で、自分がどう考え、本当はどうしたかったのかを分析することで、心の傷やショックをケアは可能ですが、人間は通常好きなことなら覚えておくけれど、嫌なことは忘れようと膨大なエネルギーを注いで努めてしまいます。
このため、なぜ別れたのか自己分析するべき事項が、執着するあまりスッポリと抜け落ちてしまいます。
過去の恋愛でいい記憶ばかり繰り返し思い出すのも、これらが理由です。

◆執着を捨てることはできるのか
もし、貴方の復縁したいほどの好きが、この時点で執着であると気づいたのであれば、ショックで手放せない理由と原因を自己分析し、自分を縛るものは何かを紐解いてやることで、本来の自分と、新しい縁に向き合うことが出来るので執着を捨てることは可能です。

◆理由を自己分析するには
復縁を望む貴方の「相手のことが好き」が、執着なのか、違うのかを今一度確認するためにも、下記のことを試してみてください。

①いつ、どこで、誰が、どうしたから、自分はどう思ったのかを書き出してみましょう。

⇒ゆっくり自分に問いかけて書き進めていくことで、冷静に見ることができます。

②理由が分かれば、今の状況にただ嘆く状態をストップさせるために、①で書いた内容を客観的に見て、次に役立てるなら、どうすればいいのかを次に考えてください。

⇒相手とのやり取りで気づいたことがある場合は、「同じ立場であったら自分がどう思うか」ではなく、「その立場にいる相手ならどう思うか」を考えるのがヒント。
自分がされて嬉しいことを考えてしまう傾向であれば、ここを履き違えると思いやりの行動が的外れになり、自分が問題に気づくまで同じことの繰り返しになります。


ある程度の原因が客観的に理解出来れば、調整するヒントが目の前にあるので、ここで分析した結果、自分の気持ちは考え方、努力次第で、現時点の状況はいくらでも好転してきます。
試した時点で、相手のことが執着ではなく本当に心から好きだと改めて気づいたのなら、無理に諦める必要はありません。

そのためには、まず本当の自分がどうしたいかを冷静に把握することが一番大事です。
復縁には、初めて縁を結び付ける以上のプラスの意識とエネルギーが新たに必要になるため、相手が変わってくれるように願うばかりではなく、自分が改めて変わらないと意味がないからです。
どうか、本来の自分に戻るために、慌てず焦らず貴方自身が自分の中の声に耳を澄ませ、前向きな恋が出来るように向き合っていってくださいね。